story12
「お前は化け物だったのか」
『?「違う!私は」』
“「 裏切り者を殺せ!!」”
「………っ。」
『「!!」』
「はっ、 ゆ、夢か……くっそ!!」
夢にうなされるジャック。 何の夢だろか?
考える暇もなく、仕事は訪れる。
『「きゃーーーーーー!!」』
「まぁてーー!!」
「まてーーー!!」
「騒々しいな。」
「!、ジャック。珍しいな、いつも早起きの奴が。」
「すまねぇ、夢見が悪くてな……。」
言い訳にも聞こえるが実際に昔使われていた理由。(現代でも通用するなら使ってみたいものだ。)
クラウディは何か察したのか何も言わない。
「それで何かあったのか?」
「いや、何も。………ただ、あいつらは何やってんだ?」
『「きゃあ――。」』
「待て――!」
「遊べ――!!」
朝から騒がしい声で、目が覚めたのはいいが……なんだって騒いでいるのかわからない。ジャック・作者はクラウディに理由を求ム。
アリア・スノー・レイニーが騒いでいるのは、今日着るドレスを合わせるためだ。
スノーが青いシンプルなドレス。レイニーが赤いふんわりとしたドレス。
『「どっちもいやーーーー!!」』
そんな二人に追いかけられているマリア。
「止めないのか?クラウディ。」
「……ふむ、私としてはな。」
「?」
クラウディとジャックは屋敷の入口の階段で、三人を暖かい目で見ていた。
「今のこの光景は止めたくない。……ジャック、お前は何を隠す?」
「………っ。」
「お前は私の大切な部下だ。腹心の心を騙せると思うな。」
「……わかってる。クラウディ、どうしても俺は、あの「悪夢」から逃げることはできないんだ。」
「うん。」
「思い出すんだ、どうしても……「マリア」を殺したあの日を。」
「……………どいうことだ?ジャック。」
「………」
「マリアを殺したという……。」
「ボスー――!!危ない!!!」
「「?」」 「「!!」」
ドサッ
「ガっ。」
「ぐえ、重っ。」
『「クラウディー!やめさせてよ!!この二人を!!」』
状況を説明しましょう。スノー・レイニーはマリアを追いかけまわし、クラウディ・ジャックが話している最中へと突撃してしまった。結果、ジャックが一番下に、その次にクラウディ、マリア。
スノー・レイニーはそばで見ていた。(助けないんだから、ひどいよね。)
「スノー、レイニー。マリアを起こしてあげなさい。」
「「はーい。」」
「ごめんね、マリア。」
『「もう、今度やったら口きいてやんないからね!!」フーッ!!』
「……すまない、ジャック大丈夫か?」
「………」
「?、ジャック?」
「いや、大丈夫だ。空があんまりにもきれいだから声が……」
「……あぁ、そうだな。」
「クラウディ、全て話すよ。」
「あぁ。」
『クラウディ?ジャック?』
「「?」」
「俺がお前に出会う。随分前の話だけどな。」
クラウディが手を差し出す。その手を握り、立ち上がるジャック。
昔そんな手は 誰も差し出してくれなかった。
“今日から、君たちは我々、フォードファミリーの一員だ。”
「はっ!」
“はっ!”
それが俺のはじめてのファミリーに、マフィアに入った年だった。




