story11
「本当にマリアなのか?」
『……「うん……」今は何も言いたくない。このまま抱きしめて……お願い、クラウディ。』
「あぁ、わかった。」
「女王様と一日いる」という事は知っていたクラウディ。だが、
本来猫であったマリアではなく、“人間”のマリアが帰ってきた。
それでもクラウディは……
「お帰り、 マリア。」
『……「うん、ただいま。クラウディ。」』
「なぁ、クラウディ。その子って。」
「!、あぁ、マリアだ。気にすることはない。」
「……いや、俺、その子に見覚えがあるんだが……」
「?」
「「ボスー!マリア、帰ってきたぁーーーーーーー!!!!!」」
真面目な話をしているところへ、スノー・レイニーが、不満気味な声を上げながらクラウディの執務室へ、入ってきた。
※ちなみに扉はもう壊されないように、扉柄のカーテンを取り付けたらしい。
「……お前らな。」
「まだ、帰ってきてないよ。今日も女王様の所に泊まるそうだ。」
「「えぇーーーーーーー!!」」
「!……、ボス。その女の子は?」
ジャックの怒りの説教など知らんぷり、むしろクラウディの言葉に耳を傾ける。フッとレイニーは何か気付く、クラウディの隣で膝枕をしてもらい、眠っているのであろう正しい寝息を立てている女の子が気になった。
『「ん……クラウディ 」』
「……可愛い。」
「うん、可愛い。」
「「………」」
マリアの可愛い寝言と寝姿にスノー・レイニーは、「可愛い」と言う一言に……ジャッカ ドス黒いオーラを身にまといライフルを持ったマフィアのドン・クラウディ。
「!、じょ、冗談!冗談だよ!ボス!!」
「ほ、本当に!!冗談だから!!」
「………」 (無言で睨みつける)
慌てるスノーとレイニー、だがクラウディは手を緩めようとはしない。
『「ん……、クラウディ?」』
「「「「!!」」」」
「起きたか、マリ……アリア」
『アリ……「うん」変な名前つけないでよ。クラウディ』
「(すまない。)」
「初めまして、俺、スノー。」
「俺はね、レイニー。よろしく。」
『?「えぇ、初めまして……」』
「君っていくつ?」
「俺達と同じ?」
『「え、えっと」』
「マリアは十歳だよ。」
「「え?」」
『?』
「言い忘れていたが、この子は私の親戚の子だ!!」
「「『「えーーーー!!!」』」」
自己紹介するスノー・レイニー。マリアには理解できないことだが、質問攻めに戸惑うマリア。
そこでクラウディが助け舟を出すが、余計な事を言い始める。
「そうだったんだ。」
「ごめん、知らなくて。」
『「ち、違うの!」もう、クラウディ!!』
「……」
ぎゃいぎゃいと騒ぐが、ジャックだけが違う。
「?、どうしたジャック。」
「いや、なんでもない。わりぃ、仕事片付けに行ってくる。」
「?、あぁ。」
『「?」ジャックさん?』
忘れていた感情 思い出
マリアとジャックの出会い、忘れていた何かが思い出される。
おまけ
「それで、いつになったら離れるんだね?」(怒)
「「ごめんなさい!!」」
門番達はコッテリ怒られました。




