story8
『どうして、クラウディたちは戦うの?』
「……生きるためと天下をとるためだよ、マリア。」
『どうして?あたしには分らないよ。』
「わからなくていい、マリア。今日はゆっくり休みなさい。」
クラウディはあたしを寝かせ、多分悩んでいたのかも……
ねぇ、クラウ、、ディ、どう、、して、、隠すの、、、?
「いいのか?このままで……」
「お前が気にすることではない、ジャック。私が……」
ニャー『クラウディ?』
「!、あぁ、起き」
バーン! 静かな時間に突然の爆発音によって消されてしまった。
「それで、何の用だ?ブルック。」
「ひどいなー、というかあの時はよくも置いてけぼりにしてくれたね。」(後ろにどす黒いオーラ)
「何のことだったかな?」
先日の事を文句を言いに来たブルック、怒りのオーラが見えるがクラウディは動じない。むしろ無かった事にしようとしていた……
ついでに言うと幸せな時間を邪魔されて不機嫌である。
「まぁ、別にいいけど。あの女王の弱点がわかっただけでも。」
「そうか。」
「……それでだけど、次はお前の所を決めないとな。」
「『?』」
ブルックは女王の事はもうどうでもいいと考えているのだろうか、話題をクラウディの事へと変えた。
「だから、あいつとの勝負、まだ決まってないだろう?」
「……そのことなんだが、無駄な殺生をやめようと思う。」
『?、クラウディ?』
「………ふーん、それは構わないけど、どうするの?」
クラウディは一息入れるかのように考えながら、マリアを見ながら……
「……考えが纏まらないのなら、その猫貸して?」
「ダメだ!」
「ケチ!!」
『………変な二人。!、暇だから、お外行ってくるねー。』
真剣な話をすると思いきや、マリアの取り合い。
そんなマリアは、外にスノー・レイニーを見つけ、声をかけながら、外へと飛び出す。
「んで、どうしたの?クラウディ。」
「何がだ?」
「いや、こんな短期間に心を動かされたのかなー?と思ってさ。」
「………」
「昔はあんなに冷徹で血も涙もないやつが……あんな一匹の猫に」
「それ以上言うと、お前の部下を殺すぞ?ブルック。」
「……冗談!それに君を敵に回すなんてことはしないから。」
「……フン。」
忘れているかもしれないが彼らは、マフィアである。
クラウディは過去の自分を忘れ……マリアの前では心優しい自分を演じているのだろうか……
一方、マリアは?
ニャー!『スノー!!レイニー!!』
「あ!マリア!」
「どうしたの?」
ニャア『何やってるの?』
「えへへ、これねー、ボスの提案と僕たちの創作なんだよー」
ニャー『へぇー、すごいわねー。』
外にて何かを創作しているスノー・レイニーを発見。
ブルックの部下も参加している。(?)
「これで、今度の遊びは万全だね!」
「あぁ、……って、いま、嫌な予感しない?スノー。」
「え?何言ってるんだい?レイニー?」
「や、本当にやばいかも……」
「『?』」
創作している中、門の向こうから怪しげな……いや、派手な集団が、こちらへと向かっている。
「あ、あれって。」
「急げ!」
「ボスに報告を!」
「うわぁー」
「楽しくなりそうな……、いや、無理か。」
ニャー『あぁー、逃げたいわ。』
「久しぶりじゃのー。猫・ミミよ。やはりこちらにおったか。」
「げ!変態女王!」
「どうしてここに……」
何やら波乱の予感……
はたして、マリアはクラウディはこの危機を乗り越えることはできるのだろうか?!
『てーゆか、あたしの名前。本当にいろいろあるのね。』
“うん、すごいね。”
『作者さん、そろそろネタ切れ?』
“うーん、まぁネタ切れに近いけど、むしろ家に引き籠っていっぱい書いてみたいわ!!”
「どーでもいいが、マリアを返せ!!!」
“……はい”
『この後、どうなったかはご想像にお任せします。』
まだまだ、続きます!




