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番:とある侍女の観察日記

登場人物の描写がほとんどです。

読まなくてもほとんど問題はないと思います。

 みなさま、こんにちは。

 私はこのセントポーリア王国の王城でメイドをさせてもらっているフォーナと申します。

 少し前までは見習いメイドだったので、王城内の寮のお手伝いや王城についての勉強をさせていただいていました。ですが、先日ついにメイドとなり王宮内(王族が住む所であり政治の中心)に入ることを許されました。 

 王宮ってなんだかとっても広いので大変です。



 

 今は先ほど開かれたお茶会の後片付けの最中です。

 はじめてお茶会の給仕をしたんですよ。

 結構、面倒でしたわ。

 (こんなこと思っていいのかしら? 秘密にしてくださいね。)


 お嬢様って我がままなんです。

 この紅茶は飲めないからって、お気に入りの紅茶の指定があるなんて。

 どうせならみんな同じの飲んでほしいのですけど。


 そういえば、お二方だけは何でもいいとおっしゃていたわ。

 たしか...イロット家のセイラ様とグランテーヌ家のメアリ様。

 そしてどちらも超名家のご令嬢さんなんだとか。

 やっぱり教養が違うのかしら?


 でも見ていると羨ましくなりますわ。

 だって二人とも完璧ですもの。


 セイラ様はとにかく清楚。

 そしておとなしいみたいです。

 お茶会の間も他のお嬢さんの聞き役的なかんじでしたし。

 見事な黒髪に碧い瞳。

 何であんなまっすぐなのかしら?

 わたしのこのクセっ毛はどうしよもないです。

 __わたしのことなんてどうでもいいですわね。


 そ・れ・よ・り


 メアリ様はこの国ではたいして珍しくない容姿のはず......なのですけど。

 立ち振る舞いの違いでしょうか?

 それとも言葉遣い?

 もしかすると微笑みかた?

 とにかく何かが違うおかげで、”普通”ではない。

 貴族らしさと清楚、可憐さをそなえている?

 う~ん、なんとも言葉では表しにくい方ですわ。


 そしてそしてローズ様とミモザ様も負けていらっしゃいませんわ。

 二人ともまだ二方とは違って幼いですけれど、絶対将来は美人になるといいきれますわ!


 ローズ様は見ただけで、生粋の王家の方だと分かりますわ。

 金髪碧眼。まさに王家の象徴です。

 う~、ずるいです。

 私なんてこんな平凡な容姿なのに。


 ミモザ様はとてもかわいらしいですわ。

 栗毛色の髪をツインテールにしてリボンでとめてありました。

 お姉さま_ホンとは従姉妹なのだが_が大好きでべったりなかんじでしたわよ。


 う~ん、やっぱり王宮には綺麗な方がたくさんいるんですね。

 なんだか落ち込みますわ~。


 __そういえば、先輩方がカッコイイと噂していた方も見かけましたわ。

 ラッキーです。

 え~と、ですね。

 そのかたは...


 「フォーナさん? 終わったかしら?

  次、してほしいことがあるって先輩方が。」

 少し前にわたしと一緒に王宮へ上がったマナがそう声をかけにきた。

 「あら、大丈夫ですわ。丁度終わりましたし。

  一緒に行きましょう?」

 ほら、と言って最後の一枚である皿を見せる。


 わたしだって、無能じゃないんですから。

 手は動いてたんですよ。

 というわけで、ここまでにさせていただきますわ。

 まだ話しかけなんですけど...

 聞いてくださってありがとうございます。

 また、お会いしましょうね。

 


 

   


 

 


 

 

人物描写が延々...

こんなのを読んでくださって、ホントに感謝です。


これで人物が少しは明確になったのか?

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