ボクの2ページ
2話目です。 ちょいストーリー進むよ。
感想ください!!お願いします!!
「えーと、これは⋯⋯こう書いて⋯⋯」
怪獣は先日拾った、『万物を記す記録書』を読み、文字を覚えています。
文字を覚えると言っても、読めるようになる訳でも、書けるようになる訳でもありません。
怪獣は読み書きではなく、文字の形、書く練習を行っているのです。
読めないから、いつか読めるようになった時の為に、親がいる群にお手紙を書く練習をしているのです。
「僕、勉強大好き!だって暇な時間を使うのにちょうどいいんだもん!⋯⋯字が読めないから成長してる気はしないんだけどね!」
怪獣は独り言を大きく発して、『万物を記す記録書』を閉じました。
「勉強したあとってお腹空くんだよねぇ⋯⋯」
確かに、人間は勉強中や勉強をした後はお腹が空く。特に甘い物を摂取したい欲が強くある。
今の怪獣はソレなのだろう。ちいさな怪獣
も人間と同じで、頭を使えばお腹が空くようだ。
「えっと、えっと」
勉強していた場所から離れ、怪獣お気にいりの釣りスポットに来た。ここはよく魚が釣れ、偶に面白い物も釣れるから、ちいさな怪獣にとってここはお気にいりスポットなのだ。
「今日は何が釣れるかな〜」
ちいさな怪獣は、自分の尻尾を海に浸し、釣り竿のように使い、波紋を立てずに静かに待ちます。
静かに⋯⋯。
静かに⋯⋯。
チャポン⋯⋯。
「あ!!引っかかったぞ!!僕の尻尾は美味しくないからね!!」
そう言って、ちいさな怪獣は自身の尻尾に引っかかた魚を釣り上げました。
その魚は身がオレンジ色。
たまーねぇギィと合わせると美味しいお魚。
「サァモォーンだ!!やった!やった!」
サァモォーンを釣り上げた。サァモォーンはサーモンに似た魚で、可食部分も多く、非常に美味しい魚なのだ。
ちいさな怪獣にとっては月に1度あるかないかのご馳走のお魚です。
「やった!やった!ご馳走だ!嬉しいな!嬉しいな!」
今にも踊りだしそう小さな怪獣。
「なんで、今日釣れたんだろう⋯⋯そっか、分かったぞ!勉強たくさん頑張ったからだ!」
これはきっと頑張った自分へのご褒美なんだ!
頑張れば頑張るだけ、良いことがあるかもしれない、と思いながらちいさな怪獣はサァモォーンを解体し始めました。
☆
賢竜信仰国『ヤーム』にて。
「大罪を欲すか。王よ」
問。王直属近衛兵筆頭、シーマルクが王に問うた。
「大罪⋯⋯だと?無礼だそ。余が望むのは常夜。種の復活。可能性の拡大だ。光死してこそ、夜の大陸の復活が成される。故に、心苦しいが、あのちいさな竜が秘めたる力を我らは奪わねばならぬ」
王は水晶越しに一匹の小竜を観ていた。
無垢で、純真で、世界の闇を何一つ知らない眼を持った孤島に住む小竜を。
「ならば、その為に私は今世の命を賭して、王の野望を叶えよう」
そう言い、シーマルクは影に呑まれていった。
「⋯⋯ヤームは必ず手に入れる。あの小竜を。器に相応しい力を」
常夜とはなんなのか、夜の大陸とはなんなのか、器とはなんなのか、この後に起こる全ては『万物を記す記録書』が知っている。
しかし、その記録書の所有者は現在読み書きが出来ないちいさな怪獣が持っている。
故に、怪獣は後悔するだろう。ソレを使えなかった自分を。
この作品を読んでくれた皆様へ。
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