ボクの1ページ
ぼけ〜と書いています。サク〜と読めると思います
「花って綺麗だよね」
孤島に一匹で住む小さな怪獣が呟きました。
「僕、お花大好き。だって、いなくならないんだもん」
怪獣はずっと一匹。
お花はたくさん。
「だから冬は嫌い。僕のお花奪っちゃうからさ」
怪獣は、しょんぼりしています。孤島で唯一の友達を失う季節なのですから。
冬を嫌うのはそれだけではありません。彼は極度の寒がりでした
「はぁ、寒いなあ。僕にも立派な鱗があればなー⋯⋯」
小さな怪獣は、幼い頃に大怪我をして、次代のボスの証、美しい瑠璃色の鱗を失い、ボスになる資格がなあと見られ、群から追放されました。
だけど、怪獣は悲しくありませんでした。
「僕は小さいし、鱗もない。特技もない。だけど、毎日楽しいんだ。尻尾で釣りをしたり、樹の実を育てたり、島に流れ着いた板材でお家を増築したり、やることが多くて楽しいんだ」
怪獣は、一匹です。ずっとずっと一匹です。
ずっとずっと鱗がないままで、ずっとずっと小さなままです。
「僕知ってるよ。生きるのは楽しいって。悲しくないって」
小さな怪獣はずっと一匹、ずっと小さいまま、ずっと儚いままです。
もし、仮に、彼が外に触れたなら───大きくなるのでしょうか?
その答えは、人間のみが知っている事でしょう。
この作品を読んでくれた皆様へ。
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