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拳と本と、笑いなんて遠いもの

作者:akaura
夏の午後。校舎裏で、また拳が飛んでいた。

「……おい、翔! またかよ!」

教師の怒鳴り声なんて耳に入らない。
俺――高木翔は、ただ目の前の相手を殴り飛ばすことだけを考えていた。
喧嘩に理由なんかねえ。けど、何かをぶつけなきゃ生きてられなかった。

そんな俺を、教室の窓からじっと見てる奴がいた。
本を片手に、冷めた目で。
名前は宮下慎。クラスの「幽霊」みたいな奴だ。

まさか、あいつと組んで――
笑いを武器に、全国を目指すことになるなんて。
その時の俺は、欠片も想像してなかった。
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