トレーニングYouTubeを観ただけで、トレーニングした気になるよね?
「なろうラジオ大賞6」参加作品です。
ジャンルは「コメディ」になります。
よろしくお願いします
食欲の秋。秋の美味しさを充分に味わって、冬眠の冬に突入。
ぽよん。
「秋より座り心地が良くなってる…」
座ってわかる、お尻のお肉のお座布団の弾力がアップしたと!
座り心地が良くなった事を不満に思い愕然とする。
恐る恐るウエストがゴムじゃないスカートを履く。
ファスナーに手をかける前にサッっと脱ぎ捨てる。
「こわぁ…」
履かなくてもわかる。
ファスナーは閉まらないだろう。
体重計なんて持ってない。持っていてもまず乗らないからだ。
わかりきっている。
だがしかし!このままいけば破綻だ!
スカート!パンツ!本当のパンツ!その他色々が全て無駄になる!
買い替えるほど金に余裕はねえ。金は全て食っちまったし飲んじまった。
よし。ここは一念発起して…
まず体重計を買う事にした。
数字のアップダウンでやる気が違うはずだ。痩せるのが目に見えるのは嬉しいはずだとネットを検索。
手元にあったポテチを食べながら、アレコレ吟味しベストな体重計を買う。
ダイエットのはじめの一歩である。
どんなダイエットをするかYouTubeで考察。
腰や膝を痛めずに、外に出ずに家の中で出来るトレーニングを探す。
安アパートで音が気になるから、穏やかに出来るトレーニング方法をセレクト。
試しにちょっとやってみる。
意外とウエストに効く感じだし、10分もするとカラダがポカポカしてきて汗も出た。
「これ良いかもしれない」
汗をかいた後のビールが美味い。
これなら続ける事が出来そう。
「他にも良いのがあるかもしれない」そう思いコタツに入ってYouTubeで検索する。
数時間後、私と似た雰囲気の女の子がダイエットを頑張るチャンネルを発見した。
「なんだろう…腰回りに親近感…」
その子と自分をリンクして、頑張る彼女を応援する。一緒に泣いたり笑ったりして一カ月が過ぎた頃…部屋の角にある未開封の段ボールに目が止まる。
「?」
なんだっけ?
開封して思い出す。
「体重計だ…」
そもそも何で体重計を買おうと思ったんだっけ?
「ダイエット…」
自分の物忘れ具合に驚きを隠せない。
「よし!体重計を手に入れた事だし、なるべく音がしないようなトレーニング方法をYouTubeで探そう!」
気合いを入れてビール片手にYouTubeを検索する事にした。
イラスト★タンバリン様
限りなくエッセイに近いですが、エッセイではありません。
お読み下さりありがとうございました。




