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ジュエリー恋愛ラブコメディ
「……いや、ここどこ」
眩しいほどの光が視界いっぱいに入り、思わず目を閉じてしばらくすると
そこは、先ほどまでいたはずの自宅とは打って変わり
どこかの森にいた。
「……マジか」
……もしかして。
これは。
私のいた国で流行っていた
『転生』もの?
ーことは、数時間前に遡る
数時間前。
私、御堂神菜は都内で事務系の仕事に勤めている普通のOLだった。
どちらかというと、ワーカホリックで、今日も遅くまで残業だったので帰ってきたのは日付が変わる頃だ。
さすがに疲労困憊で、フラフラとおぼつかない足取りで、何とか玄関に辿り着いたが……
(…あぁ、マズい)
視界が歪み、その気持ち悪さに耐えられず倒れたー
……と思った。
しかし、気付くとそこは
見知らぬ世界だった。
そう、そこは、現代日本で流行っている異世界転生した世界でした。