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【設定集】 暦と時間

日付や時間の記述が時々出てきます。

シローが転生したのは、こちらの世界では「一の月 下弦の三日」になります。

【暦】

▼この世界の暦は主に太陰暦で、

 「一か月」は新月から次の新月までです。


▼エルザーク王国では1年は12か月で、

 「小の月(奇数月)」は29日、

 「大の月(偶数月)」は30日です。

 ただし数年に一度、「うるう月」が入り、

 これで季節のずれを補正しています。


▼小の月は

 「新月の日」「上弦の一日」~「上弦の十四日」

 「下弦の一日」~「下弦の十四日」で29日間。


▼大の月は、上記に加えて「上弦の十四日」と

 「下弦の一日」の間に「望月の日」が入り、

 これで計30日になります。


▼「新月の日」は縁起の悪い忌日の扱いで、

 この日には仕事を休む者が多く、敬虔な者たちは

 神殿に祈りを捧げにいきます。

 つまり休日は月イチしかありません。


 「望月の日」は2か月に一度しかないわけですが

 新月とは逆にめでたい日と見られていて、

 祭りなどは望月の日に行うことが多いようです。


▼「週」という概念は(少なくともエルザーク王国

 には)無いようです。



【時間】

▼1日=12刻ですが、

 日の出から日の入りまでを「昼の六刻」、

 日の入りから次の日の出までを「夜の六刻」と

 しているので、平均すれば一刻=2時間ですが、

 季節によって一刻の長さは変わります。

 (昔の日本のような形です)


▼大きな街の庁舎や神殿などでは、

 一刻ごとに鐘を鳴らしたり、

 日時計が置かれている所もあります。


▼一刻の十分の一を「小刻」(約12分)、

 さらにその半分を「半小刻」(約6分)と呼び、

 日常的に使われています。

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