【設定集】 サーカキス王国の主要人物
▼シロー・ツヅキ・キサラギ (都築史朗)
元現代日本の浪人生。2度目のセンター試験の朝に事故死して女神と出会い、アマナヴァル歴970年1月のエルザーク王国に転生。
ゲームオタクでコミュ障の引きこもりDT。自己評価がとことん低く、色々残念な性格の持ち主だが、クズスキルと思われていた「お人形遊び」と「粘土遊び」を使いこなして、最終的には幼なじみの美少女と結ばれた。
女王サーカキスの夫。他にも4人の側室まで持ち、新王国の公爵にして宰相となった幸せ者。
後の世では「賢者宰相」とも「お気楽公爵」とも呼ばれる毀誉褒貶の激しい男。
大戦終結時は、賢者LV47になっていた。
▼サーカキス・サヤカ・キサラギ (如月清香)「勇者サーカキス」
15歳の夏、双子の姉であるモモカと共に、現代日本からアマナヴァル歴766年のルメロス王国に転生した。771年のはじめ、魔王ギンヌガープとの決戦に臨み、魔王を封印する代償に200年の眠りについた。
971年、シローらがウェリノールを訪れたことで眠りから覚め、同年夏、ついに魔王を斃した。
魔王大戦終結後、サーカキス王国(キサラギ王朝)の祖となり、シローとの間に二男一女を産む。
身長164cm、モデルのような日本人離れした体型。やや茶色がかった黒髪。黒い瞳。スポーツ大好きな元剣道少女。
大戦終結時は、勇者LV50。
▼モモカ・キサラギ (如月桃香)「聖女モカ」
サヤカの双子の姉。サヤカと共に、バスジャック犯を取り押さえようとして死亡し、ルメロス王国に転生。魔王を封印する中心的な役割を担った。
971年に魔王を斃した際、女神に願って、「バスジャック事件で自分が死ななかったルート」に戻ることになった。その結果、サヤカやシローが残ったアマナヴァル世界では「魔王との最終決戦で死亡した」とされている。
大戦後は、カテラ万神殿から女神の一柱として祀られた他、後のサーカキス王国の新王都にはモカの名がつけられた。
身長164cm、妹より少し大きな胸。やや茶色がかった黒髪。黒い瞳。高校1年で科学オリンピック日本代表に選ばれていた才媛で、転生後の世界でも知略担当。
魔王との決戦前は、聖女LV49だった。
▼ノルテ・バズシード
シローの妻の1人でハーフ・ドワーフ。父はドワーフ自治領の領主としてレムルス帝国の伯爵となったオーリン。母は人間の開拓民の娘アルテ。
幼い頃に母と共に奴隷にされ、エルザーク王国のドウラスで鍛冶工房で使われていたが、シローらによって救い出される。
971年の魔王大戦では、モーリア坑道地下に残された“魔王の真体”を滅ぼすために、身重ながらハイエルフのリンダベルらと共に潜入し、“封印の巫女”スヴェトラナを助けて任務を達成した、陰の功労者。
身長139cm、ファニーフェイスの童顔に似合わないロリ巨乳。こげ茶色のショートヘア、同じくこげ茶色の瞳。953年5月生まれ。
大戦終結時、錬金術師LV31。
▼カーミラ・ツヅキ
シローの妻の1人。大森林地帯北西部出身の人狼族の娘。故郷と両親をファイア・ドラゴンに殺され、放浪しているところを人間に捕らえられ奴隷にされた。シローがデーバの奴隷商人から買い取ってパーティー・メンバーに。後に生き別れになった弟のカムルと再会した。
シローと共に多国籍調査団の一員として魔王の復活の現場に居合わせ、魔王との最終決戦でも生き抜いた。
サーカキス王国の建国時、他の妻たちと共に名誉伯爵となるが、自らは貴族家を建てずシローの姓を名乗った。
身長166cm、アスリート体型のやや中性的な美少女。灰色のセミロングの髪、夜空のような濃紺色の瞳。952年6月生まれ。
大戦終結時、ワーロードLV44。
▼ルシエン・ウェリノレア
シローの妻の1人。エルフの秘境ウェリノールの出身で父はハイエルフのルネミオン、母は200年前の勇者パーティーの一員である“エルフの歌姫”リンダベル。18歳の時に里を飛び出し冒険者となったが、騙されて奴隷に。第二部の迷宮事件の結果、シローのパーティーに加わった。
弓の達人であり、常に冷静なパーティーの参謀格。
サーカキス王国の建国時、他の妻たちと共に名誉伯爵となり、生地にちなんでウェリノレア伯を名乗った。
身長163cm、スレンダーな美女。長い金髪に深い森のような緑色の瞳。936年9月生まれ。
大戦終結時、ハイエルフLV43。
▼エヴァ・ベルワイク
シローの妻の1人でヴァンパイア・ハーフ。父はガリス公国辺境領主のベルワイク男爵。母は吸血鬼リリス。母方の血で人間離れした身体能力とエナジードレインなどの特殊スキルを持つ。ガリスの公都ガリポリで娼婦をしていたが、シローらに助けられ一行に加わった。
ファイア・ドラゴン討伐後に母代わりになった竜の子ルーヒトと強い絆を育み、これが結果的に魔王を斃すための大きなカギになった。
身長168cm、長い銀髪に色の薄い瞳、白い肌に豊満な肢体を持つ美女。952年1月生まれ。
大戦終結時、竜騎士LV42。
▼ヨーナス・レオンハルト
レムルス帝国で、平民ながら抜群の知略と指揮能力から将軍にまで上り詰め、プラト駐留軍の最高責任者を務めた。公都ミコライの陥落後、レムルス軍では戦死者扱いになっていたが、実は魔王城に捕らえられた奴隷たちに混じって生き延びていた。勇者らの魔王城突入を支援した後、奴隷たちを扇動して大規模な反乱を起こし魔王軍を攪乱した。
大戦終結後、軍上層部の多くを失ったレムルス帝国から、レムルス軍への復帰と元帥就任を打診されたが、「プラトの民を預かった者として最後まで任を全うしたい」として、旧プラト公国領を版図に加えたシローとサヤカの招聘に応じた。
サーカキス王国ではレオンハルト伯の爵位を得て、軍務卿兼、シロー宰相の元で副宰相も務めた。実質的に、女王夫妻の下で政軍全般を取り仕切る宰相だったと言われる。
大戦終結時、修道士LV32。
▼センテ・ノイアン
エルザークの騎士家の二男で内務省調査部の官僚をしていた40代の魔導師。
オルバニア家の迷宮討伐の確認のため巡検使の一員としてシローたちと出会い、模擬戦を通じてその実力を認めた。兄がクーデター派の貴族に従ったことから国家の公職から追放され、シローの家臣となった。
キヌーク村の領主補佐や領軍指令官代理を務め、魔王軍との最終決戦では、諸族自由連合軍が総兵力の8割以上を失った中で、領兵の半数以上を生還させた。
サーカキス王国では子爵に叙され、内務卿など要職を歴任した。
大戦終結時、魔導師LV25。
▼ニルドナ・ガーラン・ルセフ
エルザーク王国の故オスカー・ルセフ名誉侯爵の側室。シローらと共に封印の地への多国籍調査団に参加した初老の女性学者で薬師。魔王大戦時はエルザークから男爵位を与えられ、古文書の分析などにあたっていた。
サーカキス王国建国後は、シローとサヤカに招聘されて、魔王大戦の記録編纂と王立学校の初代校長を務めた。
自らには子がいなかったが、ルセフ侯爵の数多い妾腹の息子の1人を養子として迎え、後継とした。
薬師LV17。
▼ピエトロ・プラティエ・コワルスキ
旧プラト公国の伯爵で、イスネフ教徒の反乱で殺された最後のプラト公爵の甥にあたる。
レムルス-エルザーク連合が反乱軍を破った後、レムルス軍に保護され、公家の直系が絶えていたことから、一時期名目上のプラト暫定統治者の地位に就いていた。ただし、実質的にはレムルス軍駐留部隊司令のバイア将軍、のちにはヨーナス将軍が統治していた。
プラト公国北部が魔王軍に蹂躙された際は、北方山脈の山中に逃げ込み隠れていたことで生き残った。
サーカキス王国の成立に際して爵位を安堵され、旧プラト出身者と新政権の橋渡し役を務めた。
大戦終結時、文民LV11。
本日夜、エピローグ 公開予定です。




