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【設定集】 他国の主な人物/魔王の眷属

マリエール・メウロワ 女 巫女LV22


 メウローヌ王国第一王女。22歳。兄は病弱な父王の代理を務める王太子で既に事実上の国王。妹はレムルス帝国皇孫アルフレッドの妻。

“神降ろしの巫女”あるいは“南の巫女”と呼ばれるメウローヌの若き祭祀長。

“封印の地”で彼女が得た神託に基づいて大陸連合が結成され、各国は勇者の探索と魔王軍に対する備えを進めている。

 第四部でシローとカーミラに命を救われた。



ヨーナス将軍 男 修道士LV28


 レムルス帝国プラト駐留軍司令。平民出身でありながら、プラト公国のクーデター鎮圧で“猛将”グレゴリ・バイア将軍の参謀を務めるなど、比類無い知略で武勲を重ね、将軍の地位にまで上り詰めた。

 第四部では魔王を封じる結界の修復作戦を指揮したが失敗。撤退の際は、封印の地の民を保護するため奮戦した。



アッピウス僧正 男 修道士LV25


 多神教の総本山であるカテラ万神領の実質的なナンバー2。パルテアとレムルス、東西の帝国の融和を仲立ちすると共に、カテラを代表して封印の地の調査に赴いた。



ベハナーム 男 魔導師LV31


 パルテア帝国大学校教授で歴史学の大家。同時にパルテア軍を退役した将軍で、パルテア魔法戦略の要とも呼ばれた知将。帝国伯爵でもある。

 現皇帝スマウディエスの知恵袋で、転生者である上忍ハトーリ・ハンツとは協力関係にある。第三部でシローに、マグダレアらの魔族に関する調査護衛任務を依頼。東方で魔王の眷属をめぐる謀略戦のカギを握る1人と言える。



ドナルド・ミカミ 男 46歳 預言者LV30


 イシュタール神国の最高指導者、イスネフ教の教主。転生者。“預言”という強力極まりないボーナススキルを持って転生し、一代で強力な宗教国家を創り上げた。

<預言LV9“覚醒”>と<預言LV10“業火”>のスキルは長らく使えなかったが、第四部でこれらを発動させ、ミカミ本人の意図したものでは無かったとも言えるが、魔王を復活させることになった。

 魔王の眷属で上級悪魔ゲルフィム(フート侯爵)に肉体と能力を奪われ、今後、預言者を名乗る実体はゲルフィムとなる。



ラハブ 女 ?  魔人?


 イシュタールの預言者の側近にして愛人。20年以上全く容色が衰えぬ美女で、熟練の騎士を上回る戦闘力の持ち主。実は上級悪魔ゲルフィムの下僕。



スヴェトラナ・ロマノ・プラティエ 女 31歳 巫女LV25


 プラト公国の公女で、魔王を封じた“封印の地”を治める“北の巫女”。

 結界から漏れ出す魔王の瘴気と魔力の波動、厳しい環境での暮らしによって、美貌ではあるが既に白髪の方が多く50代ぐらいに見える。

 魔人メトレテスに魅了され、結界を破られていたことに気付かなかった。

 第四部で魔王を封じたモーリア坑道の奈落へと堕ち姿を消した。



勇者サーカキス  


 約200年前、現在のメウローヌ王国(当時はルメロス王国)の版図に転生したとされる勇者。仮面やフルフェイスの兜を好み、ほとんど素顔を見せなかったと言う。

 魔王と戦い、姿を消した。魔王と思われる声は第四部で“勇者ト聖女”は“既ニ滅ンダ”と言っているが、伝説では「眠りについた」とも。その帰趨が第五部の最初の焦点に。



聖女モカ


 200年前の魔王との決戦で、勇者を助け共に戦ったパーティーの一員で、勇者のパートナーだったと言われる。

 聖女の封印が魔王を封じ、200年間の平和を実現したとされる。勇者と同じく姿を消した。




◆魔王の眷属


 魔王には“十三使徒”と呼ばれる強力な眷属がいたとされ、中には魔王同様、力を封じられて現存している者も少なくない。

 第四部までに存在が確認されているのは3体。



“王の右なる爪牙”ダスガーン <上級悪魔>

    

 パルテアの南の古い遺跡の地下に眠る。巨体に2本のねじくれた角、六本のかぎ爪のはえた腕を持つ。



“魔王の蹄”ヌゴーズ <ベヒーモスLV48>

    

 カテラの北西、ムニカ郊外の廃坑の地下に眠っている巨大な魔獣。



“奸智の冠”ゲルフィム <上級悪魔LV47>


 ガリス公国のフート侯爵を名乗り活動していた。吸血鬼リリスとの戦いで大きなダメージを受け逃亡。その後、プラトの“封印の地”に現れ、魔王の結界に穴をあけた。

 預言者をそそのかし、ついにはその能力を奪って魔王の復活に成功。

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