【設定集】 シローの領地 詳細
シローが与えられた領地は、大河デーベルの北側で西コバスナ山地まで、エルザークの言葉ではペステラウ(川向こう)と呼ばれる地域にあります。
王国から与えられた領地の範囲は、東はキヌーク川というデーベル河にそそぐ支流のあたりまで、西側は人が住んでいない地域と考えられているため特に境が定められておらず、目安としては西コバスナ山地が切れるあたりまでとされていて、そちら側の開拓は自由に行ってよい、とされています。
確認されている住民がいるのは、自由開拓民が数十年前から住み着いて作ったキヌーク村だけで、この村は西コバスナ山地の中の木こりや狩人の集落、キヌーク川に近い農民や漁民の集落、そしてデーベル河沿いの亜人も結構多い漁民の集落など、数カ所に分散しています。
亜人戦争の前までは人口は合計1200人ほどいたとされます(戸籍などが無いので正確な数は不明)。
ただ、ペステラウ地域はプラト公国軍の侵略で大きな被害を受け、シローが領地として下賜された時点では、人口1000人程度になっていました。
それでも、ビストリアやシゲウツ村などよりも西の辺境にある分、被害は少なかったとされます。
この地域の西端、大森林との境界あたりに見つかったザーオの里は人口200人あまり。ワーラット(大きなネズミに変化する亜人族)が多く、村を治めているのはエルフとハーフエルフの夫婦です。
大森林地帯を守る「門」の集落の1つで、外部の人間の国とは基本的に接触をさけてきました。




