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召喚術師の喧嘩殺法  作者: 噛み付き熊さん
第二章 異世界捜索編
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59話 変態四天王

今日もちょっと短めです。

「ところで俺らって、結構強くなったよな?」


 超未来都市の少し手前の森の中から都市の様子を観察することにした俺たちは空間魔法を使ってお手軽な望遠鏡というか薄型ハイビジョンを作り出しそれを鑑賞しながら、駄弁っていた。


「そうだな、人間やめてるぐらいにはな……それがどうしたんだ?」

「いや、強くはなったけどさ、お前苦手なものとかあるか? って話」


 バカみたいに強くなりすぎてむしろ苦戦という苦戦もあまりなかった俺にしてみれば苦手要素=弱点のようなものだがそれで言うと――――。


「筋肉ダルマとか馬鹿トリオとか度が過ぎる変態とかだな」

「そうか、じゃあその度が過ぎる変態と言えば?」

「吉岡、木山、服部、大倉」


 我がクラスを代表する変態四天王だ、顔も思い出したくないが何故だか名前がスラスラ出てきた。


「そっか……じゃあ、そろそろ目を逸らすのは辞めようぜ……現実を見ろよ」


 現実――――薄型ハイビジョンに映る四人組の事だろうか? あんなもの観察したって一文の得にもならない。

 そこに例え、よくわからない銀色の街灯と思わしき柱に股間を擦り付ける変態や、五歳未満の幼児に囲まれて幸せそうな顔をしている変態に、まな板を抱きしめて地面を転げまわっている変態とそれら変態を見て涎を垂らしている変態などが居たとしても俺には関係のない話だ。


「鋼の吉岡、子の木山、貧の服部、変な大倉か……全員揃ってるとか地獄だな――――強敵だなどうする?」


 俺のクラスに存在する未知の性癖を持つ四人組、機械いじりが趣味で金属にしか欲情できない吉岡、子供好きをこじらせ五歳以下しか恋愛対象に出来ない木山ちなみに六歳になると卒業とか言ってその子供を見放すゲスである。

 それから貧相な体型好きをこじらせ貧相なデザインの物なら何にでも欲情出来ると豪語する服部にそれら全ての変態を愛するという変態の中の変態……変な大倉。


「いずれも強敵というか俺とお前じゃ手が出せないな、近づきがたいっていうのもあるが……」


 何よりも相手は……全員女である――――男の変態程度ならば拳一つで何とでもするが相手が女であればそうもかない。

 まず吉岡は金属に反応すると凄まじい……何せ洋服のボタンだとかベルトの金具なんかでも反応して脱がしにかかってくるし、木山は六歳以上の男性が近づいただけで発狂する。

 服部は貧相であれば普通に接することは可能だが響也や俺なんかは多少鍛えているので無理だ、そして大倉は変態ではければ認めない。

 全く悪い冗談のようなふざけた連中だが本当に存在する……まあこいつらがいるから石トリオがまだマシに思える訳だが……よく学級崩壊せずにやっていけるもんだ、担任がしっかりしているからか……先生も早く見つけてやらないとダメだな。


「軽くボディータッチで送るのも難しいよな? 変態性に加えて召喚されてんだから何かしらの能力を得ている可能性もあるしな、どうしたって正吾に丸投げになるんだが」


 などと自分では無理だと決めつけ俺に丸投げすることでほっとしている響也には悪いが俺も無理だから是が非でも手伝わせる。

 とは言え無策で突っ込む訳にもいかないしな……仕方ない俺が少し様子を見てくるか。


「丸投げにはさせないけど、少し俺が行ってきて情報を集めてくるからお前はここにいろ……逃げんなよ?」


 逃げ腰響也に釘を刺しつつ俺は足早に超未来都市へと向かっていった、何を探知されるかわからないので転移ではなく徒歩で……。

変態四天王……果たして新たなヒロインとなるのか?


それとも……。

この物語で最強の存在はよくわからないものです。

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