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召喚術師の喧嘩殺法  作者: 噛み付き熊さん
第二章 異世界捜索編
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58話 麦畑召喚

ちょっと短いかもしれませんがご容赦を。

 大地を踏みしめる感触……大地、つまり地面だ。地面に顔から突っ込んだ響也がうめき声をあげた……いいきつけになったようだな。

 前回は神殿かなんかで大理石とかそんな事言ってた気もしたが、今いるのは畑の中……それも麦畑でまるでミステリーサークルかのように穂がなぎ倒されていた。

 嵐とかのせいではなくどうも人為的な物のように思える、さらに言えば魔術的意味を持つ、麦畑の魔法陣だ。


 倒した麦を媒介とし倒れていない麦の命を生贄にする感じらしい、こんな方法で召喚出来るのか勇者って……普通に自分の魔力だけで召喚してきた俺にしてみればカルチャーショックではあるが同時に何か面白いことができるのでは? という発想に至った。


「ようこそおいで、くださいましたー勇者様、おらはこの村の巫女をやってますソアラと申しますんだ」


 妙な喋り方をする農家のおばちゃんが立っていた、田舎のどこにでもいそうなそんなおばちゃんが巫女だと?


「は?」


 堪えきれずに疑問を呈する音が口から漏れてしまう。


「いべ、だがら、この村ぬ巫女うぉしていますソアラですで」


 何かイントネーションを変えてきた、発音で伝わりにくかったと自覚したのか、それでも聞きづらさは余計ひどくなったがな。


「とりあえず話はわかったから敵がいる方向だけ喋ってとっとと家に帰れ」


 まだ何も聞いていないが、大体富士さんに聞いたしな、やることやってさっさと帰ろう、そしてすぐに戻ってこよう……過去にな。

 ポケットに入れた手紙から何やら嫌な気配というか怨念が発せられているのでさっさと開封して読み終えたらすぐにでも行くつもりだ、勿論亜理子も拾ってな。


「え? でもまだ何も――――「神様から聞いたからさっさと方向だけ言え、後は全部解決してやるから」は、はい……西です、ここから丁度西の方向ですだ」


 西かーまた西蘭観音だけにとかいう安直な理由じゃないだろうな? 千年経ったのにどうにも文明レベルが下がった気しかしないこの農村……いや農村だしな、農村はこんなもんか――――でも農村クラスで勇者召喚できるってそれはそれですごいな。


「おい、正吾……さっさと行ったほうがいいんじゃねぇか? さっきから家の中にいる農民達の凄い殺気が放たれていると思うんだけどよ」


 殺気? ……言われてみればこの巫女すらも俺達に少なからず好意的とは思えない情念を伺わせている、そしてその視線は俺達の足元の倒れた麦へと注がれていた。

 そうか、こいつらは自分たちの大事に育ててきた作物を犠牲にしたんだな――――そんな睨むぐらいなら呼ぶなよと同情はできないし何より失われた麦はもう元には戻らない。


 裕福な村ではないということは一目瞭然なのだが自分たちの首を絞める形で召喚をするとは、余程問題児たちに苦しめられているんだな、誰だか知らんがきついお仕置きをしてやらねばなるまい。


「とりあえず行くか――――《ワープトンネル》」


 一方向に一直線に行くならこれでいいだろう、隣にいた巫女さんは驚きのあまり腰を抜かしてその場に座り込んでしまった。

 後から付いてこられても困るからさっさと行くか、俺がトンネルに向かって走り出すと響也もそれに習って付いてきたので響也が通った後で入口の空間だけ閉じておく、本当に付いてこられると困るからな。


 今回の《ワープトンネル》は出口を設定していないため奥を見てもよくわからないが区切りとしては中での十メートルが外での十キロメートルに当たる距離を移動出来るので十メートル置きにそこに何があるか確認しながら移動しなければならない、地道な作業だがこの程度行方不明の召喚者達を無数の異世界から探し当てる作業に比べたらまだマシだ。


 それから五百メートルほどしたところで確認した場所には元の世界の文明レベル遥かに凌駕する超未来的都市がそこにはあった。

ここで重大な悪いニュースが……作者、設定を忘れる。




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