表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
召喚術師の喧嘩殺法  作者: 噛み付き熊さん
第二章 異世界捜索編
58/67

57話 お呼ばれして、異世界再び

出張中でようやく帰れると思ったら別の出張に行かされるという、状況で死体になってました。

大分落ち着いてきたのでまた更新していきます。


読んでくださっている皆様には大変ご迷惑をおかけしました。

「このシスコンが! キビキビ歩け、お前の大事な奴は妹だけか? この大馬鹿野郎がっ」


 俺は響也に背後から蹴りを入れながら罵声を浴びせ人気のないところに追いやっていた、妹との買い物から帰宅したところを襲撃して拉致って来た為最初は反抗的だったがとある名前をチラつかせると大人しくなった。


「シスコン野郎のだらしない顔はさっさと直せよ、そんな顔で会ったら幻滅されるぞ」


 大人しくなったが、尚も追い打ちをかける……憂さ晴らしというかただの八つ当たりになってしまったが、未だに行方知れずのクラスメイトが居るというのに自分たちはもう関係ないみたいな態度をされると真面目に探している俺が馬鹿みたいじゃないか。


「……本当に会えるんだろうな?」

「分からない、ただ呼ばれてる気がしただけだからな、会えるとは思うぞ……仮に会えなくても召喚すればいい」


 召喚すればいい……か、万能過ぎてつい言ってしまう節があるけど同じ世界にいなきゃ世界の壁を越えられない以上どうしたって呼ぶことは不可能なのにな……。

 さて、どこから行こうか……本来ならば響也の家の前で異世界に行っても良かったんだが派手に拉致ってきたから衆目を集めてしまいその場から行けなかった。


 ここでもまばらだが人はいるんだよな……どうしたもんかと思っていたら――――突然バチッという音と共に俺の魔力が何かを弾いた――――あ、これ弾いちゃダメなやつだ。

 俺は慌てて自分の魔力で弾いたソレを引き込み、隣で惚けている響也にも流し込む、周囲は最初に召喚された時のように時間が止まっている……やっぱこれはお呼ばれ確定じゃないか。

 無駄に眩しい光が俺たちを包み込み、異世界へと飛ばした……流石に二度目なので気を失うことはないがしかしこの感じは、なんだかあの時と比べてかなりの年月が経ったような感じがする。


 空間座標としては対して違いはないが時間座標が全く違うどのぐらい違うかって言えば軽く千年は後だぞ……強制がかかっているようで、修正する事はできないな、力の感じから言って神様っぽいけど知らない神だな、懐かしい感じはあるが知らない神だ。


「知らぬとはまた、つれない反応だな主殿」


 背後から声が聞こえると同時に神の気配を感じて振り返るとそこには赤い鱗に二本の白い角、そして黄金に輝く瞳を持つ竜が居た。


「え、いやー……つい?」

「それじゃ私も知らぬという事で」


 こちらに背を向けて飛び立とうとする謎のドラゴン……一体誰なんだ? というボケをしたくなっただけで悪気はないんだけど。


「いやいやいや、待って富士さん、俺が悪かっただから置いていかないでくれ!」


 まだ召喚中で富士さんは割り込んできただけなので今ここで去られると状況が分からないまま召喚されてしまう。


「本当に悪かったと思うのならば、この手紙を後で読むが良い……後というのは今回の件が終わってからだ」


 そういってドラゴン富士さんは口から手紙を吐き出して俺に飛ばしてきたのでキャッチする……ちなみにきちんと魔法で保護されてるから唾液でベタベタとかではない。


「えーと誰からの手紙?」

「死んでいった皆の辞世の句を私が書き残したものだ、別れてから一度も合いに来なかった主殿に対する恨みつらみが込められておる」


 流石に千年経ってたらみんな死んでるか――――でもあまり読みたくないんだけど……とりあえず保管しとくか。


「それで俺達が呼ばれた理由を教えてくれ、後なんで神様になんてなってるの?」


 サラッと本題に入って今のやりとりを忘れることにする。


「それこそ着けば分かるだろうが、簡単な話じゃ……主殿のくらすめいと、とやらがこの時代に召喚されていてとんでもない問題児ばかりなので強制的に連れて帰ってもらおうかと……神になったのは神姉妹が自分たちでは心もとないというのでな一応、『赤富士竜大神』あかふじりゅうのおおかみなどという大層な名まで付けられてしまってな……『西蘭観音』(せいらんかんのん)と二大宗教と呼ばれ今まさに戦争が起こってたりしてな、それの『西蘭観音』側の国にお主たちのくらすめいとが呼ばれておってなそれに対抗するために私側の国が召喚を行ったのだが、私としては早く終わらせたかったのでそこに割り込んで主殿達を呼んだというわけだが――――亜理子殿は巻き込めなかったようじゃな」


 なるほど、よくわからん……けど要するに探してた残りのクラスメイトが何人かこの世界のこの時代に来てるらしいな、それを連れ戻すためだけなら俺だけで十分だっただろうに響也は巻き込まれか……亜理子は今回はいなくてよかったかもしれないな、戦争してんなら相当危険だろうしあまり仲間を危険には晒したくない……響也? そいつは別に大丈夫だ、『戦い』『争う』と聞いて闘志を燃やしてらっしゃるからな。


「そういやミケネとかは?」


 戦いに沸き立つ響也を見てふと思ったんで口にしたら。


「もう死んでいるに決まっているだろう? 大丈夫だそちら方面からも辞世の句はもらっている、響也殿もあとで読むといい」


 響也にも手紙を渡す富士さんだったが、配慮が足りないな……死んだと聞いて響也の奴失神しやがった、もうすぐ異世界につくっぽいしこのままほっとくか。


「それでは主殿、また後ほど――――」


 富士さんの気配が消えるとともに俺たちは再びこの世界の大地を踏みしめるのだった。

西蘭観音だってさ、観音=仏、つまり西蘭仏……逆から読むと?


というわけで最初の異世界未来編です、まあハーレム出すとごちゃごちゃしそうなので一部を除き皆居なくなった後みたいな感じですが、後日元の時代に行かせますのでご安心ください。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ