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召喚術師の喧嘩殺法  作者: 噛み付き熊さん
第一章 異世界導入編
25/67

24話 色々な告白

お待たせしました、本日多分最後の更新です。


それと、残念? なお知らせが……今後更新が些か不定期になるかもしれません、読者の方々には大変申し訳ないのですがどうにも体調がすぐれなくて。


※不定期とは、時間を定めずいつ更新するかぶっちゃけ作者も予想がつかないので大体この時間には更新してますよとは言えないという事であり。

極力毎日更新はされますよ――――という、それっていつもと変わらないんじゃね? っていうお知らせでした。

「亜理子、俺はお前が好きだ」


 単刀直入に言い放った――――これが告白と言えるのものなのかどうかというのは彼女いない歴が年齢と同じ人間にとっては分からないものだが、お互いなんとなくそういう雰囲気で流して来たため明確に言葉にすることは大事だと思っての結果だ。

 みんなの前で言うべきだったかどうかは分からないが、富士さんは「ほう……」と言いながら満足そうに笑みを浮かべ、ルナは興味深そうに亜理子を見て……アリサはなんか顔を頭巾と同じぐらい赤く染めて――――別に流血しているわけではないが。

 一方亜理子はと言えばしばらく惚けていたかと思えば急にベッドから立ち上がり。


「こ、こちらこそよろしくお願いしますっ!」


 普段見せないような何とも言えない表情で、普段聞かないような声色で亜理子は頭を下げる――――普段から見慣れたそういうものだったら良かったのにほとんど同じ時間を過ごしてきた亜理子の初めて見る姿に俺の心臓は高鳴っている。


「あ、ああこちらこそよろしく」


 そういうのが精一杯だった、むしろそういえた事を自画自賛したいぐらいだ。


「話はまとまったかごしゅじん、ルナからも話があるんだけど」


 そんな事を言いながらベッドの上に仁王立ちしながら盛大に空気をぶち壊してくれたルナ――――今は感謝しよう正直この空気小っ恥ずかしくて耐えられなかった。


「えっと話っていうのはなんだ?」

「ルナが密航した理由と目的だよ、ルナがどうしてあんな危険を冒してまであの船に乗って魔王大陸までやってきたかっていう話」


 そしてルナは「ルナは――――」とか語りだしたので要点だけ纏める事にした、生い立ちから語り始めるんだもんこいつ。

 この幼女、実年齢で言えば今年で二十歳で俺らより全然年上だった訳だが、魔族の体と親から受けた魔法の影響で成長できなかったらしい。

 その魔法に関しては俺が隠蔽の魔法諸共消し飛ばしてしまったらしいのでこれから徐々に育つとのこと。


 そして最も多分重要な事はここからだ、ルナの父親は今現在俺達の旅の目的である、現魔王様なんだとか……そしてルナはその魔王(ちちおや)に何故このような事をしたのかという真意を聞きたくて魔王大陸を目指したんだとか。

 ちなみにルナが今まで居たところは女神大陸と言われる、最初に俺達が居たあの大陸にある世界樹の森とかいう化物の巣窟に居た……というか《幼女封印》された後にその森に捨てられたのだとか。


「――――という訳で、ルナは魔王のところに行かなきゃいけないからご主人達とは一緒に居られない」


 ルナは俺達が魔王のところに行くことは知らない、だから多分そんな風に思ってんだと思うが――――。


「あー……言い忘れてたけど俺らの目的地魔王城だから、なんだったら一緒に来るか?」

「え? 魔王城に行くのか? でもご主人達は人間だし……」


 どうやら森に放置されたルナの中では人間=魔族の敵となっているらしいが――――。


「問題はないだろう、人間側にも色々あるんだよ……俺達は魔王に勇者が召喚されたと報告に行くだけだしな」

「ゆ、勇者ぁ!? 勇者ってあれだろ、お父さんを倒す人間!」

「ふむ、その認識は間違っておらぬが……勇者がのう……人間の王も早まった真似をする」


 ルナは慌てふためき、何故か富士さんが訳知り顔で頷いていた。


「なあ、そもそも富士さんってなんなんだ? さっきから何か知っているみたいな感じだけど」

「私か? 私は……ドラゴンの一種? の様な物だ、魔王とも面識があったりするがただそれだけだ、特にルナ嬢ちゃんが何があってそんな事になったかなんて私は知らないからな」


 ドラゴンかーそっかそっか、別に驚かないぞ? 魔王の娘にドラゴン、その主人である俺自体勇者だったりするんだしな、俺たちの話はもう少し黙っておくとしてもこの程度のことで驚いていたんじゃ異世界なんてやっていけないだろう。


「ふむ、驚きはしないか……となると主殿もまた秘密の一つや二つあるのだろうな――――詮索はせんがな、今は」


 後で話すきでは居るのが伝わったかどうか知らないが富士さんはそれ以上口は開かなかった、ルナも同様にそれに従うかのように黙りアリサに至っては最初からついてきておらず、亜理子の横にちょこんと座っていた。



「それで、俺がここに戻ってくるまでに何がどうあったか聞いていいか? ここ一応宿屋だろ? 俺の部屋とかさどうなってんの? アリサも増えた訳だし別に部屋を取らないと――――」


 この部屋はどう見たって一人用でベッドもシングルで一つしかない。


「しょーご君、それなんだけどね……また二部屋しか空いてなくて、それできょーや君がミケネちゃんとルリエルちゃんと一緒がいいって言うから……私達は一緒にここで寝るってことになってね」


 だからこの間みたいにね? だと……バカ言えよこの間は俺達三人だったが、今は二人も増え更に亜理子とも――――お互いの意思は確認してしまったんだし、一緒に寝るってそれは――――。




 ゴンッというか鈍い音と共に俺は気を失うことになった、背後から襲われたのは間違いないしチラッと後ろを見たとき富士さんの悪巧みをしているような顔が見えた気がしたんだが――――とりあえず俺はこのまま明日の朝まで目覚めることはなかった――――その間に大事な何かを色々と失ってしまった事は言うまでもないだろう。

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