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召喚術師の喧嘩殺法  作者: 噛み付き熊さん
第一章 異世界導入編
22/67

21話 ワープトンネル

本日の更新二度目ですね、今日はここまでにしておきます。


明日は多分もっと更新できると思いますので、お楽しみに。

「しょーご君……私はしょーご君が富士さんやルナちゃんみたいに女の子を拾ってきても文句は言わないから安心してね?」


 安心――――していいものなのか? そういうのって度が過ぎると刺されるって聞いたような。


「私も良いと思うぞ、英雄たる者多くの女を侍らせてこそじゃ」


 別に侍らせてるつもりはないが――――それに幼馴染、幼女、年寄……(睨まれたッ)お姉さんとか、侍らせる趣味はないです。


「わたしもいいとおもうぞー、ごしゅじんのすきにしたらいいのだー」


 え、お前ってそんなキャラなの? 馬鹿丸出しというか年相応? みたいなルナはその禍々しい羽をパタパタさせていた、どうやら相当長いこと隠蔽されてたみたいで動く感触を確かめているらしい。



「私とは遊びだったんですか!」


 ミケネの鋭い罵声が響く――――さっきから響也が劣勢だ、まーあいつとしちゃ女は男が守るべきみたいな古臭いところもあるからこういうことになるんだが、それでも彼女いない歴=年齢なあいつにとってはこういう場合どうしたらいいのか分からず、ミケネを宥めるように話すのが誠意一杯らしい。


「全く……いいですか、そもそも女の子に対して『落ちてた』とか『拾ってきた』とか『物』か何かのような言い方はしちゃいけないんですよ?」


 なるほど、ミケネが珍しくキレてたのはそういう事か……ミケネは奴隷だった頃にそういう酷い扱いをされてきて人一倍敏感になっていたのだろう、まー響也は物扱いしているというより照れ隠しとして言ってたんだしそこら辺の誤解が解ければなんとかなるだろうし――――ほっとこう。




「あのー、船代をもらってもいいですか?」


 ほっといた結果がこれだ、船員が俺の所に着て銀貨七枚を請求してくるのだ……恐らくあの人魚も連れて行く事になったんだろう。


「……はぁ、ほらよ――――銀貨七枚だ」


 俺は仕方なく異空間から銀貨を取り出すと船員に渡してやった。


「へへ、毎度ありっ」


 なんだかなー……ミケネの話だとこの船の旅はあと一週間近く続くというが出発して数時間で二人も増えてしまったわけでこのままゆっくりとしていたら更に増えてしまうんじゃないかと思い俺は重い腰を上げることにした。


「おい、船長を呼んで来い」


 俺は銀貨をもらってウキウキしてた船員にそう言ってやったんだ――――つかこいつ、銀貨がめるつもりか?



 船長を呼び出した俺達は甲板に集まっていた。


「それで何かね? 話とは」


 壮年のごつい、水に浮きそうにもないマッチョがセーラー服を着ている姿はシュールである。


「ああ、ちょっとな……簡潔に言えば魔王大陸への進路を知りたいんだが」

「進路? そうだな……大雑把に言うならこのまま、真っ直ぐだが」


 真っ直ぐか――――《ワープトンネル》――――ワープとついているが実際は《ホール》で空間を歪めた穴を連結して作ったトンネルであり、このぐらいの船ならば容易く通れる大きさの穴の向こう側には陸地が見えている。


「何!? アレは魔王大陸! 小僧……お前、いや何も言うまい――――野郎どもー!上陸の準備だ!」


 こうして俺達の船旅は終わりを迎えたのだった。


「あっという間だったね」


 そうだな、ほぼ俺のおかげだけどな……船を降りた俺達は――――俺と響也は……とんでもない状態になっていた。

 俺は右に亜理子、左から富士さんに腕にしがみつかれて、背中にはルナがくっついてる。

 響也は響也で人魚の――――名前はルリエルだそうだ――――をお姫様抱っこしながら背中にミケネを背負う形になっている、器用なやつだ。

 何故こうなったか、理由は全くないがただ女性陣が甘えてきていつの間にかこうなっていた。

 周囲の視線が痛い、というか港町の特に前線で戦う世界王軍の兵士の皆々様におかれましては嫉妬的な視線をビシビシ浴びせてくる。


 全く早いとここの街を出よう、とみんなに提案しようとしたその時――――ドンっと、何かがぶつかってきた。


「すみませんっ」


 ぶつかってきた何かは少女の声で話しつつ俺の脇を駆け抜けていった、振り向いた時には既に路地を曲がるところで――――見えたのはとても赤い、真っ赤な防災頭巾のような被り物だった。

 今の光景を見ていた周りの兵士達はクスクスを笑い始め、いい気味だと言った感じだった――――まさか、今何かされたのか?

 俺は亜理子と富士さんの振り払い、自分の服をまさぐった――――ない――――財布がない……さっきのにスラれたか。


 どうしよう……いや別に今は困らない、だってアレは――――元の世界のお金が入ってる財布だから、でもないのはちょっと困るから取り返しに行こう。




 俺は抜け目なくぶつかった拍子にたまたま付いた、俺の魔力の残滓を元に《逆召喚》でスリ犯の元へ飛んでいった。

次回、嘘つきオオカミ少女登場(仮)

※この予告は実行されない恐れもあります。

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