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召喚術師の喧嘩殺法  作者: 噛み付き熊さん
第一章 異世界導入編
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14話 女神さまの説明回

感想などあれば……内容によってはこの熊、喜びのあまり毎日更新を始めるかもしれませぬ。

 俺はぶっ倒れた……眠ってるだけだが、しかし寝てるのに意識らしいものがある。

 所謂、夢の中にいる感じだと思う。

 というのも……俺が今いるのはピンク色の雲の上だ、辺り一面には季節外れというかこの世界に四季があるかは知らないがとりあえず桜が満開という全てピンク系統で統一された空間だった。

 これほど幻想的な空間が夢でないはずがない。


「お目覚めですか?」


 目の前にいる桜色の少女が尋ねてくるが……。


「いや、これ夢だろう? 起きてるかと言えば違うと言うぞ」


 まあ、そういう意味じゃなく単にこちら側で意識が覚醒したのか? という質問なんだろうけど。


「ふふふ、わかってるくせに捻た言い方しますね……相変わらず」

「……相変わらず? どっかで会ったことあるか?」

「……そうですね、そこら辺は『前回』からの引き継ぎなので私はと言っておきます」


 どこからか扇子を取り出し口を隠しながらボソボソ喋る少女……この顔どっかで見たことある気もしなくはないんだがな。


「なかったとこになった事などどうでも良いではありませんか、それよりも私が今回ここにお招きした理由を話しましょうか」


 少女は何事もなかったかのように扇子を投げ捨て、歩き始めた……どうやらついてこいと、言う事らしい。


「歩きながらで悪いんだけど、とりあえず私の名前はサクラね……ま、見た目の色そのまんまだけど、一応この世界の神様やってます」


 軽いノリで神様カミングアウト! だからどうしたって感じだけどさ、神様だからと言って敬うつもりはない。


「少しは敬ってくれてもいいんだよ?」


 さっきから気になっていたが、こいつは心が読めるのか。


「うん、読めるよ」


 ほう……ならしばらく俺は口を開かなくてもいいんだな、それは楽でいいや。


「いやいや、喋ろうよ! 折角会えたのに会話もできないなんて」


 やだよ、めんどい。


「そ、そんなぁ……」


 女神は泣き出した……少しからかい過ぎたか。


「悪かったよ、謝るから泣くなよ」


 よくある流れだけど「悪かった」「謝る」というだけで大概このあと謝罪の言葉として「ごめんなさい」というべきだが慰めの言葉とかで流されてる気がするのは俺だけだろうか?


「それはその後『許してください』があるからなんじゃないですか?」


 泣き止んだというか、嘘泣き――――いや別にどうでもいいが『許してください』は謝罪に入るのか? どっちかといえば願望を言ってるだけのような。


「話が進まないじゃない……仕方ないから簡潔に言うけど貴方の魔力量が一定レベルに達しましたのでこれから簡易式魔法呪文の知識を付与しまーす」

「なんだ? 簡易式魔法呪文って?」

「そのまんま、今貴方は呪文とか唱えない代わりに過程をイメージするでしょ? それをなくして呪文一つで一発発動ってことよ、じゃないとカッコつかないでしょう?」


 カッコつかないって……でも恥ずかしくないか? 呪文を叫ぶとか……。


「とりあえず一気に流し込むから、覚悟してね」


 そういって女神は俺の頭に手を添えて――――。


 《ワープ》

 自分の記憶している場所にならどこにでも行ける。


 《サモン》

 契約者を召喚する。


 《ストップ》

 全てにおいて、停止もしくは固定する。


 《ホール》

 空間を歪めて穴を開ける。


 《サーチ》

 周囲、見える範囲全ての動く物を把握する。


 《ジャンプ》

 跳躍、高く飛び上がる、方向は任意。


 《カット》

 対象を分断する、切断ではない。


「これから派生系・補助系等は自分で名前を決めてね?」


 まるっきり投げやりだな、これってカタカナな感じじゃないとだめなのか?


「んー別に漢字でもいいよ? でもいいの? 恥ずかしいんでしょ?」


 いや正直ワープとかいうより空間跳躍っていう方が俺はまだマシだと思う。


「そっか……じゃあ名残惜しいけど、『今』はお別れだね」




 そう言って女神は俺の頭から手を退けて消え――――俺は目覚めた。

魔法を書いてて思ったことが……このままダラダラと書き続けるのはちょっと嫌だなーということで基本以外は追々。

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