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#2

朝でございます。


その日の朝は昨日に比べてやけに寒くなっていました。


まだ遠いと思っていた冬がまた少しこちらにやって来たのでしょう。


今日は休日ですので、別段忙しいわけではありません。


いつもなら私は図書館へ行くのですが、私は昨日の出来事を思い出しました。


今思いだすと、なんと幻想的だったでしょうか。


私は俗界の隙間から、「イーハトーヴ」を垣間見た気がするのです。


私はコートを着、毛糸帽子(ニット)をかぶり昨日の公園へと行こうとしました。



道の途中でした。



公園へ行く途中の道。



そこで私は、



力なく道路に横たわっていたあの猫の姿を見てしまったのです。

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