第8話 今日は私の誕生日です!
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第8話 今日が私の誕生日です!
さて今日は私の十二歳の誕生日です!いや~長かったようで短かった11年間でした。
何て考えながら自分のベットに寝っ転がっている
「長生きはするものだね~」
「カンナはおばさんかって感じの発言ね」
突然後ろから声が帰ってきた、だからだろかそのの言葉についこう返してしまった
「なによ啓ちゃん、私はピチピチの11歳だよ・・・あ」
「啓ちゃん?って前世のカンナの弟だよね?」
そこにいたのは、今日孤児院で私の誕生日パーティーをするために来ていたマリアがいた
そうか啓ちゃんじゃないんだ、町に行ったころから久しぶりに啓ちゃんの事を思い出してしまい
最近妙に思い出してしまう
「あ・・・・ご、ごめん」
「前世にも似たようなことがあったの?」
「・・・・うん」
「そう」
マリアはそういうと妙に静になってしまった
「あ、あ~そうだ何かみんなにパーティーの準備させるのも悪いわね、私も手伝うわ」
なんだか居心地が悪い感じがしてきてここを離れようと思った
「・・・・そうね」
パーティーは夜にやる
それまでの間私とマリアは他の子供たちの子守をすることになった
と言っても相手をしなくちゃいけないのはちびっ子達で
この孤児院には4人しかいないためかくれんぼを庭でしたいとの子供たちに言われ私とマリアは
私より一個したのカルナと七人でかくれんぼをすることになった
まぁカルナはほとんど強制的に勉強している所を見つけて参加させたんだけどね
鬼もカルナに決定し私たちはみんな庭に散らばっていった
孤児院の庭はたくさんの花が育ててあって迷路みたいになっている
カルナも最初はやる気が無かったがいざやり始めると「ぜってぇ、皆俺が見つけてやる」と宣言してきた
私が気になったのはマリアが朝の事があって依頼深刻そうな顔をしていることだ
多分私が関わっているのであろうがあえてここは言わないでおこう
たぶんこれは逃げなのだ、私がどうしたのか聞けば多分マリアは何か言ってくるだろう
その言葉を聞くのが私は何故か怖いんだ
かくれんぼはかなり白熱している、ちびっ子たちがなかなか見つからないためだ
私とマリアはあっさりと見つかってしまったがさすがちびっ子
なかなか見つかってくれない、あれこれもう3時間は経過したカルナもがんばって探している
私とマリアは庭の片隅でのんびりと寝っ転がっている
だが、やはり沈黙が続いた
「ねぇ、どうしたのマリア?」
私はマリアの沈黙にたいきれずに思いきってきいた
「ねぇカンナ、・・・あなたはどこにいるの?」
突然マリアが悲しそうな表情でこっちを見てきた
私は突然の質問で一瞬びっくりした
「どっこって、・・・ここにいるけど」
「そうじゃない、あなたの心はどこにあるの?私にはここには確かにカンナはいるけど、カンナは何処にもいない気がするの」
私は沈黙した、そして後悔したんだ。
ここ最近私は前世の事を考えていた、いつか帰りたいななどと
それを見ていたマリアはたぶん心配になったのではないかと思う。私の軽率な行動や言葉で
少なからずマリアは傷ついていたんだ、だって私はいつもこの世界ではなく
前の世界のことを見ていたんだから、それが朝のことでついにマリアは耐えきれなくなったのだろう
自分ではなく別の世界の住人の事をいつまでも考えている私を見て言いようのない不安を感じたのだろう
いつかこの世界からいなくなってしまうんではないかと不安だったんだ
「・・・ごめん」
「えっと、ご、ごめん。私急にへんな事いって」
そんなこと言うマリアに私は抱きしめた
「か、カンナ?」
「ごめんね、不安だったんだよねマリア。私がいつかいなくなるかもって心配だったんだよね。大丈夫だよ私は絶対この世界から消えないから、大丈夫」
「私こそごめん、カンナにとって前世の記憶はかけがいのないものなんだよね」
「うん、でもね、でも今の人生もかけがえのないものなんだよ?だから安心して私は誰も見捨てないから」
「う、うん」
マリアはすこし涙声だ、そっか私がマリアをこんなに不安にさせてたのか・・・
「マリア笑って、私マリアの笑っている顔が一番好きなんだもの」
そういうとマリアは頭を上げ私に向かっていままでで一番最高の笑顔をくれた
「これからもよろしくねマリア」
「うん、よろしく。えへへへ なんかカンナお姉さんになったみたいね」
そういいながら私たちは笑いあった
それからかくれんぼは結局ちびっ子達の勝ちになった、カルナは疲れきってたけどね
それからみんなで私のパーティーの料理を作った
なんでか私にはさせてくれなかったけどね
そしてパーティーが始まった
孤児院の人をはじめとするマリアのお父さんのアークシェイドさんなどが来てくれた
そしてパーティーがおわり私はマリアと玄関でわかれた
「じゃあ、今日はありがとうマリア、アークさん」
「うん、またね」
「うんまた」
そして私は孤児院の皆に挨拶し自分の部屋に戻った時刻はもう十時をまわっている
私はベットに入り今日のことを思い出しながら静に眠った
たぶんここは私の夢の中なんだろう、どこまでも続く草原の上に私は居た
「ここは・・・」
「やあ、誕生日おめでとうカンナ」
後ろから急に声が聞こえた、振り向くとそこにはあったことがあるような感じの15、6歳程度の青年が居た
私はたしかにこの青年を知っている、でもどこで・・・・
「君に初めてあったのは君がまだ魂の時だったから思い出せないと思うよ」
「・・・へ?」
ん?いまこの人何といった?魂の時にあった?まるで
「神様何だけどね」
「・・・・ウソウ」
「これまた本当なんだよ」
まさかね~・・・いやまさかね~
「今回は君が12歳を迎えたことによってちゃんとした能力を教えようと思ってね」
「ちゃんとした能力?」
「だってカンナ、君まだ転移もといテレポートの能力しか使えないでしょ?」
そう、そうなのだ。実は私まだテレポートしか能力をもっていない
ってかテレポート事態自分で気がつかなきゃ知らなかった能力だった
「ってか、それを知ってるってことは本当にあなた神様なの~!」
「何回もいってるんだけどねまぁいいや、じゃあまず君の能力の説明ね」
さて、私にはどんな能力があるんだろ。魔法とか使えたりして
「ぶっちゃけ君には魔力はひとかけらもありません」
「な、なんで」
「まぁ落ち着いて、さてこの世界にはまず3つの力の源がある。まず人間達が使う魔法まあいっちゃえば魔法力。そして亜人が使う精霊の加護の力精霊力。そして魔に属する物のが使う魔術の魔力の三つだ。」
「へ~、まだこの世界の力のことは勉強してなかったから初めて知ったよ」
「そしてお前が使えるのはそのどれも属さない神術の神力だ」
「え、でもいまこの世界には3つっていったじゃない」
「神術は私と契約したものが使える力だ」
ん?、契約?そんなもん何時したんだ
「私した覚えないんですが・・・」
「ああ、契約と言ってもようは神の加護のようなものだから」
「まぁいいですが、それで神術って他と何か違うんですか?」
とても気になるのは確かだ
「力関係は神術が仮に1あったとすれば魔法力は十万あったら同等の力になる、精霊力は五万、魔力は一万だ。」
「そんなに力の差があんだね~」
あれ?ってことは私って最強ってことになるんじゃ・・・
「カンナはだいたい神力は一万位だよ」
「最強じゃないですか」
「まぁ、そうだね。さてこの神力は特にイメージすることが大切だ」
イメージねぇ~
「妄想とか?」
「・・・まぁ、そうだな」
「へ~、イメージだけで術が発動するのはべんりだな~」
前にマリアに魔法を見せてもらったけど長い文章を読んで発動していた、たぶん呪文だろうけど
「ああ、だがこれは簡単そうに見えていざとなるとできないことが多い。」
確かにそうだ、いきなり実戦で戦いながらイメージして戦うのは意外と難しそうだ
「だから、自分で呪文を考えていいながらやればいいんだ。そうすればとっさに何かあっても簡単に術が発動する」
「へ~、面白そうだな、よしやってみるか」
私は集中しながら言った
「〈飛べ〉」
その瞬間私は空にむかって飛んでいた
「〈ストップ〉」
急停止、これは以外に体にダメージを食らう。急停止は止めよう
「〈降下〉〈着地寸前でゆっくり止まれ〉」
その言葉どおりに着地寸前にゆっくりになり着地した
「どう?気に入ったかい?」
「ええ、あと一つ教えてほしい事があるの」
そう知らなくてはならない
「なんで12歳という中途半端な時期に私にこれを教えたの?」
そう、成人まであと三年は先だ。まだ使う分けではない、では何故?
「準備期間だよ、あと三年だゆっくりなれていけ。そうすればいずれいいこともある」
そういいながら、彼もとい神様は私の夢の中からきえて言った。
「ちがう・・・・それだけのはずがないわ」