第4話 頑張ってみる?
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第4話 頑張ってみる?
ここはどこだろう?ここはどこだろう?
ずっとそんなことを考えていた、頭の中ではわかっていたここは死者を選別する場所だ
私に肉体はない、たぶんこれは魂なのだろう。私は順番が来るのをまっている
何十万という人の魂があった、見えはしないただ感じるんだ
あと少しで順番がまわってくる時、私の魂は突然引っ張られるようにして別の場所に飛ばされた
ここはどこだろう?とっても気持ちがいいこの空間は何処だろう?
でも本当に気持ちがいいな
「やぁ、久しぶりに魂をみていたらものすごく澄んだ魂をみかけてつい連れて来てしまった」
アナタハダ~レ
「僕かい、僕はねそうだな、君の世界を管理しているものかな?」
カンリ・・・カミサマナノ?
「そうだね、すこし違うがあながち間違ってもいないから否定はしないよ」
ネエ、カミサマ・・・ワタシハダ~レ
「覚えてないのかい?前の記憶を」
エエ、ナンニモオモイダセナイノ
「・・・そうか、今君の過去を検索したよ。最悪な最後だったみたいだね。自らを守るために記憶を封印してるのか・・・」
わたしはなんて反応したらいいのだろうか、なんだろう最悪な最後って
「でも、その封印はあと少ししたら解けてしまうね。そうだ、ねえ澄んだ魂の人取引しないか?」
トリヒキ?
「ああ、これから君はまだ思い出せないだろうが君の大切な人が死ぬかもしれない・・・その子を死なせない代わりに君に新しい人生を前世の記憶を持ちながら生まれさせるってのはどう?」
タイセツナヒト?
「ああ、とってもね・・・・引き受けるかい?」
どうしよう・・・私は記憶がない。大切な人が死ぬって言われてもと考えていたがかってに口が
イイヨと言っていた
「君が次に生まれる世界は前の世界ではなくいわゆるファンタジー世界だ、そこに君は転生してもらう」
ナンデソノマエノセカイジャナイノ?
「・・・まあ、その内わかる日がくると思うよ」
あ、なんかひっぱられてる
「そろそろお別れだ澄んだ魂、そうそう俺から君にいくつかの特典を与えといたら、じゃあね」
ナンカ、ワカラナイコトダラケダケドありがとう、チャンスをくれて
そして私は意識を失った
こうして私は生まれ変わり、そして・・・孤児院に預けられた
理由は髪が瞳が黒かったからだ
この世界は黒を嫌う人々が多くいる世界だったからだ
何故かは私は知らない、この世界では黒の髪をしている民族はごくわずかだそうだ
そのすべての民族が迫害を受けている
私は最初から孤児院にいたが、孤児院の先生はとてもやさしい人が多く
私を黒といっても軽蔑した態度をとる人は少なかったが、中にはそのような人もいた
まぁ、人間だからしょうがないよね
さて、自己紹介をしましょう私は カンナ=シュベルト 11歳 名前は自分で4歳のときにつけた
親からはすぐに捨てられたため名前をもらえなかった
まあ、別にいいんだけどね~
たぶん誰も信じてくれないんだろうけど私には前世の記憶がある、それも最後が最悪な記憶が・・・
孤児院は15歳になると出ていかないといけない
そのため13歳ごろから働く場所を探すのだ
今私のいる国はアーディス王国、この国はカイレル大陸のなかにある国の中でも産業に力を入れている
ため
物資が多く、就職できる場所もたくさんある
またこの世界には魔法があり、科学はさほど発展してはいないがそのかわり魔法中心にいろいろな道具が作られている。
世界レベルでは、前の世界で中世くらいの時代だ
この世界は前の世界との違いは魔法の他に、人以外の人種亜人がいたり、魔獣や魔族などがいる
前の世界に比べ少し物騒な事もあるが私はこの世界で頑張ってみようと思う
そして、神様がいっていた元の世界にはいけない理由も知りたいしね