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転生と再会と運命で?  作者: konakusa
学園生活編
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第30話 魔術について


第30話 魔術について


それは朝の私が魔族の留学生カリーナに出会った日から二日たった日の朝のHRの時だった、先生に連れられて一人の小柄な少女が入ってくる。

彼女を見た男子生徒はみんなオーと声を上げている、まぁ気持ちはわかるけどね

私は黒板の前に立つ少女を見ると少女のほうも私の目線に気がつきニコっと笑顔を返してきた、その笑顔に前のいた男子生徒が鼻血を出すくらい破壊力抜群の笑顔だったのだ。

少女は小柄でありながら出るところがでていてしまっている所がしまっている、髪が茶色でふんわりとした感じで瞳が紫だった

少し先生の話が始まりそして少女の自己紹介に入る


「私はカリーナ=イルエールです、この度この学校に交換留学として四ヶ月間皆さんと一緒に勉強させていただけるようになりました、どうぞよろしくおねがいします」


丁寧口調で自己紹介を終えたカリーナ、先生から学校側にミスで正式な留学許可の申請に手間取って一週間ほど待たせてしまったと言う、まぁ先生達も忙しいですからね。

交換留学は魔族が住む大陸のサーラ魔術学校と行っていて、サーラって名前の人が立てた学校みたいでサーラさんとこの学校の理事長さんが親友という間柄、じゃあうちの生徒達をそれぞれ交流という目的で留学させようっと話がまとまり10年前から交換留学が始まったみたいだ、留学生は一年生から三年生まで10人が毎年留学するみたい、カリーナは人間が使う魔法を見てみたくて留学したそうだ

私としては前聞きそびれた魔術の方を見せてもらいたいんだがね、今度教えてもらおっと

さてHRも終わりクラスに一人生徒が増えた、先生が教室を出るとそれまで彼女に声をかけたくてしょうがないって感じだった生徒主に男子が一斉にカリーナの回りに集まった、見てると二日前の事を思い出す

私がイスに背にもたれかかってのんびりとしていると突然抱きしめられたそして息ができない、前にも同じような経験を・・・って


「か、カリーナ」


「ひっさしぶり♪私のカ・ン・ナ~」


いつからカリーナの物になったんだろう私・・・

カリーナが私に抱きついている光景を間近で見ているミーナ、何ボーとしてるんですか早く私を助けて息が息が~

アイコンタクトを送ってもまったく反応してくれないミーナ、なんだか様子がおかしい

サイコー、その言葉を最後にミーナは椅子から倒れてしまった


「まぁしゃあないわな、サンナぁミーナを保健室に連れてくから手伝って」


了解と答えるサンナ、何がしょうがないのよ!!それより私を早く助けてあとすこして窒息死しちゃうから!!カリーナのたぶんEカップはあろう胸で窒息死って男子なら喜びそうな?シチュエーションだけど死ぬのは勘弁して~


「えっとカリーナさん?そろそろカンナを放してくれないとカンナ、死んじゃいますよ?」


天からの救いの言葉だった、私の後ろにいつの間にか立っていたマリアが私のSOSに気がつきカリーナに注意する。

マリアの言葉に気がついたカリーナはすぐさま私に抱きつくのを止めすぐさま謝罪の言葉を述べる、加えて言い訳も


「そ、その私カンナに久しぶりに会ったからついうれしくって」


もじもじと顔を赤くしながら答えるカリーナに一瞬でもかわいいと思ってしまった私は悪くない、でもカリーナの言ったうれしい言う感情だけで窒息死しそうになったのはハッキリいってけっこう怖い子なのかもしれない、いわゆる暴走少女みたいな感じかな?

話はこじれたがカリーナがこのクラスにきてくれたことはうれしいことだ、そのあとカリーナはマリアとも挨拶をかわし三人で授業が始まるまで喋る事にする、そういえば


「カリーナ、よくあんな人数の人たちを避けながらここまでこれたねぇ」


私の席は一番後ろの窓際だ、カリーナはあらかじめ先生が決めていた一番前の廊下側の席なのでここまで来るのに一斉にカリーナの方に来た生徒をすり抜けてきたことになるが、その言葉にカリーナは


「ん?ああ、加速を使ったんだよ」


「加速?」


そうそう、一人そう答えたカリーナに私とマリアは首を傾げる、魔術の一種かな?


「あ!!そうだったねここは魔術ないんだった」


右手をグーにしてパーにした手でポンと叩きながら言ったカリーナ、やっぱり魔術だったのね

あとわずかで授業が始まろうとしているのでカリーナとマリアが自分の席に戻ろうとした時


「じゃあさぁカリーナ、昼休みにでも魔術について教えてよ」


自分の望みを言ってみると、カリーナはいいよ~と言って席に戻っていく

カリーナが席についた瞬間のんびりした足取りで女性の先生が教室に入ってくる、そういえば今日は朝から国語かぁ

先生は出席をとりはじめる


「ミーナは保健室で~す」


ミルクの声が聞こえてきた、そうかそういえば突然倒れたんだったなぁ大丈夫かねぇミーナは・・・





私達はなにもカリーナを独り占めしたいのではないんだけどクラスから見るとやはり私達がカリーナを独り占めしているように見えるのだろうか、私とカリーナが喋っているとクラスの大半の生徒がこっちを見るか頭をあげてなにか考え事をしているような姿勢になっている、ここは一つカリーナの見聞と人間関係の輪を広げるためにもと私はカリーナに他の人とも話してみたら?と言うとカリーナは話しかけてもみんな私の方を向いてくれないと悲しそうに言うのでちょっとうっとなる。

まぁまだ来たばかりだからしょうがないよととりあえず励ましておこう


「今日はどこで食べる?」


「校庭」


「暑い、却下」


「教室」


「うるさい、却下」


「中庭」


「人が多い、却下」


「屋上」


「レッツゴーや」


私達は議論の末この棟の屋上で昼食をとることになり一時間目の直前に何故かダウンしたミーナも二時間目には復活して帰ってきた、ミーナから何故か今後カリーナと抱き合う時には気をつけるようにと強く言われたがなんのことだかよくわかんない、それに私が抱きついていくわけではないから言うならカリーナに言ってよ

私達が屋上に行くと屋上にはあまり人も居らず私達は太陽の日のおかげで出ている日陰に腰を下ろし昼食をとる、まぁ昼食といってもみんな寮生だから中身は朝に支給される弁当だからおかずも同じなんだけどね

それから10分くらい雑談を交わしていくうちに話は魔術の話となりカリーナの魔術講義が始まりました


「まず、魔術の種類から話そうと思います。魔術とは私達魔族が体内にある魔力と呼ばれる力によって起こる現象です、魔術には魔法と同じところもあってまず魔術に基礎となる四つの力、火・水・風・土があります、魔術は魔法と違いこの四つの力を魔力さえあれば使うことができます。次にその四つの力を進化させたもので、炎・氷・嵐・砂の四つがありますがこの四つに関してはそれぞれ適性があって最高二つまでしか扱うことはできません、最近では二つも使える人はすくなくなってきているんです、もともと二つも使える人が少なかったのでね。さて今のが自然魔術と呼ばれる物です、次に特殊魔術と呼ばれる魔術があります、これも魔力があれば誰にでも出来ますが特殊魔術はどれも大変むずかしい魔術です、種類はたくさんあるので代表魔術を言うと、回復・転移・空間・探知です。まぁこれはだいたいが使えたら少し便利~的な物なので、さて最後にあるのは特化型魔術です、この特化型魔術は約百万人に一人の確率で使える魔術です。主に、雷・雪・灼熱・自然・光・闇です、この魔術ははっきりいってものすごい破壊力を秘めた魔術なので本当にこの魔術を使える人はすくないんです」


なんだか熱く語られたけどまぁわかったよ、あの神様よりは100倍ましだしね


「まぁそしてなんですが、魔術というのは魔法の約100倍もの威力があると考えられているので扱いを気をつけないと大怪我の元になるんです」


そういえば前に神様から魔法と魔力は力が違うとか言ってたなぁなどど思い出す


「でも四つも力が使えるのって便利だよね、魔法は一つしか使えないからなぁ」


「あ、それは確かに言えるわ」


アハハハと言い本日の昼の講義は終了した




人物紹介


名前 カリーナ=イルエール

年齢  14歳

身分 平民

身長 152cm


魔族でありサーラ魔法学校に通う一年生、真剣に物事を考えたり時にはなんにも考えずに行動してしまうことがある。かわいいものを見ると暴走してしまう事もあってカンナは度々危険な目に合うことが・・・


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