第11・5話 マリアSIDE
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第11・5話 マリアSIDE
私は馬車の中でとっても幸せな気分でカンナに授業をおこなっています。
だってこれからマリアと学校に通えるんですもの!この前急に行くことが決まってカンナと離ればなれにならなくてはいけないと聞いて、馬車の中でお父様にカンナもつれてってはダメかと頼みました。だって私のただ一人の親友なんですもの・・・
お父様は少々考えましたがカンナが行ってもいいと言ったら一緒にいかせてもいいと言われました
その夜はどうカンナに一緒にいっていいと言わせるか考えました。
次の日私は孤児院に行き院長先生にカンナと一緒に行きたいのでカンナを攫っても・・・連れて行ってもいいかを聞くと、「カンナがいくといえば私は止めませんよ、少々孤児院は静になるでしょうがね」と言われました。
さて庭に寝ていたカンナに私は後ろから抱きつきました。そして涙目でカンナを見ました、これも作戦なんですがねフフフ。
カンナはかなりあまい性格でこちらが涙目になればだいたいのお願いは成功します、そしてカンナがあまくなるもう一つのキーワードがありますが、それを使う前に私はカンナからとんでもないことを聞いてしまいました。
朝私が朝食をとっているときにありえないほどの力の塊が家からそう遠くない所に発生したのを感知しました。
力を感知する能力は感知できる力がどのような力か知ることはできませんが善悪の力かは知ることができます。
悪いことをしようとする力を感知すると自分の中にもやもやした感情が生まれます、ですが今発生している力はそんな感情が生まれませんでした。
心配ではありましたが大丈夫だろうと自分の中で結論がでました、でもかなりの力だったのでその力が庭で寝ているカンナの周りに微かに残っていたのであの力はカンナだち出したんだと一瞬戸惑いましたが前に神様から能力をもらったことも聞いてましたし能力も一回見たので能力の一つとかなと考えます、さて私が驚いたのはカンナに魔法学校に一緒に行ってもらおうとしていた時にカンナがあの力は魔法力ではないと言ったことです。
人間は魔法しか使えないはずなのでカンナが神様にかなりの魔法力をもらったんじゃないか思っていたんですがそうではないらしいんです。
そしてカンナから神術について聞かされました、さすがカンナですねぇもはや人間じゃありません。
カンナから神術について聞いている途中で私はあることに気がつきました、だったら神術で魔法力を作ってしまえばいいのではと。
私はカンナにそう言ったらカンナは一瞬それだって表情になりましたがすぐに「私は魔法力がどんなのか分からないから作り出せないわ・・・それに魔法学校にいっても私の力がばれたら面倒だしね」と残念そうに言ってきた
そうか・・・まずは自分の力についていわなきゃなだめね、ちょっと怖いけどカンナになら言えるだから言ったんだ「大丈夫です、実はこの力の察知能力は私しか使える人はいないんです」と・・・
カンナは多少驚いた顔をしたがそれだけだった、次の問題は魔法力だった
魔法力を知らないか・・・だったらどんなのか知ればいいんだよね?だったら、と私は右手をだしてカンナに握るように言った
自分の中のあたたかい力を放出する、それにもカンナは驚いたようだった。
私が「作れる?」と質問をするとカンナはたぶんと答えると急にカンナの中から強烈な力だ出てくると徐々に減っていき別の力が出始めた、これは魔法力だろう、だけど・・・カンナ限度を知ろう
今カンナがだした魔法力はたぶん「特例魔法力者」と同じ位の魔法力ではないか・・・
こんなので魔法学校にいったら始めにある魔法検査で引っかかってしまう、その場合にはそのまま王宮の保護施設に連れていかれてしまうのがオチだ。
よし王都についたら魔法力制御を覚えさせよう。
カンナに承諾をもらうためのキーワードである「親友と離れたくない」を使いみごとカンナから一緒に行ってもいいと承諾をもらった!
朝になり昨日たくさん睡眠をとった私は珍しく遅刻しているカンナを呼びにカンナの部屋を開けなぜか汗かいて眠そうなカンナを部屋から引きずり出し馬車へと向かった。
たぶんカンナが寝坊したのはカンナの部屋の時計がかなり遅れていたためだろう
そして今に至るわけです、と頭で解説してたらいつの間にかカンナが寝てしまっていました。
私はカンナを起こそうとしましたが途中でやめました、だってすごく幸せそうに眠っているんですもの。
あと少しで王都につきます。たのしい学園生活になればいいな~
マリア視点をまったく書いてなかったので書かせていただきました。