第11話 王都に出発!
第11話 王都に出発
さてさてみなさんこんな経験をしたことありませんか?
明日が修学旅行だったりとかなにか楽しみな事がある日って興奮しすぎて寝れないとか
私は現在明日、いやもう今日ですが王都に行くため早く寝なきゃいけなかったんですが
「楽しみすぎて眠れません、どうしよ~」
マリアがいたらあなたは子供ですかって言われてしまう、いや子供だけどさ、なんかそう言うのって言われるとなんか嫌じゃない?
さてただいまどうやって寝れるか考えています
まず私は羊を数えはじめました
ーー1時間経過ーー
「ね、眠れん」
お、おかしいな。なかなか眠れないや・・・・
これではダメなんだもっと別のやり方を考えないと・・・・そうだ勉強しよう、その内眠くなるはずだ
私はまとめてある荷物の中から歴史の本を取り出し読み始めた
ーー2時間経過ーー
「へ~意外と面白いな歴史って・・・・ハァ・・・眠れてないじゃん」
どうして・・・どうしてこんな時だけ真面目に勉強しちゃうんだ・・・
時刻は3時をまわっている
だめだもっと別の・・・そうだ運動だなんで気がつかなかったんだろう
今日は勉強ばっかりで疲れてないから眠れないんだ
そう思った私はすぐさま靴を履いて外に向かった
「目標は街まで往復15回よ」
どこで間違えたといえばここだろう、寝れなくても無理せず部屋で休んでればよかったものを
ーー3時間経過ーー
「ははは、ようやくだ・・・ようやく眠くなってきた」
あれから私はがんばって走った眠くなるために、だけどなかなか眠くならない
あれから3時間、ようやく眠くなり始めた。たぶん街を往復50回はしたんじゃないかな
さぁ部屋に着いた、もう少しでベットに横になれる。寝れるんだ
「も、もう ゲホゲホ、もうだめ、息が苦しいゲホ、もう走れない。は、はやくね」
「いたーーーー、カンナ何してるの!もう早くいくわよ」
「うえ?、ま、マリアなにどうしたの?」
「なに寝ぼけてんの?もう時計見なさいも、もう8時よ、7時に集合って言ったじゃない」
「え、いやでも私」
「いいから早く来て、あら?、服がビッショリじゃない、早く着替えて早く早く」
「え、で、でも私」
「あー、もう着替えは馬車でもいいから自分の荷物持って早く!」
「あ、あのまり「早く!」わかりました、大丈夫よね馬車の中でも寝れるものね」
「いい、馬車の中では昨日の続きやるわよ、寝たら許さないんだからね」
それはまさに最悪の言葉だった
「そ、そんな。私まだいっすい「いいから、もう時間がないわ」はい・・・・」
だ、だれでもいいから私に睡眠時間を、睡眠時間をください
それから馬車で王都までの時間、だいたい5時間位マリアの講義が馬車の中で続いた
それはまさに地獄のような時間だった
なんで・・・・なんで初日からこんな目に合わなきゃいけないのーーーー
「カンナ静かに!」
「すいません」