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[Chapter.7:introduction“Desire”]

ミュラエ・セラヌーン

ウェルニ・セラヌーン

ベルヴィー、スルース、ブイズン、マニュズル、ナリギュ

パレサイア、ネラッド、マディルス、フレギン、ギィシャス

[Chapter.7:introduction“Desire”]


◈『ミュラエ・セラヌーン』の場合────────┤


私はアトリビュート。かつて戮世界に征服時代を齎したセカンドステージチルドレンの血族だ。

純血の血は引いていない。

どうせなら、アルシオンの血を引く血統が良かったなぁ⋯って思ってる。

あ、あのさぁ⋯思ったんだけど⋯

【血族】

【血統】

【血筋】

【血盟】

って⋯⋯使い分けどうすればいいのかな、、、

私これ⋯結構気になってるんだけど⋯なんかね⋯色々なところで、こんなこと話してるから、、どれがどのシチュエーションに適切なのかを⋯ちょっと⋯いつか、、、ね⋯知りたいなぁって思ってる。

うん⋯まぁ⋯そんなことどうでもいいんだけど⋯。



私達はアトリビュート。

“達”、そう、私だけじゃない。私と父と母と妹がアトリビュートの血を引いている。言わば全員だ。母がアトリビュートで、そこから伝染した。

男女が性行為に至り、深く交わるとアトリビュートの遺伝子が感染する。

これが、アトリビュート⋯超越者の血筋が今でも絶えていない原因だ。


律歴5602年。


アルシオン王朝の征服時代からは何百年も後の世界。

もう、超越者の血は無くなってもいい頃だけど⋯普通じゃないからね、超越者の血統っていうのは。(色々な場面で例の【血統】【血筋】etc⋯を使い分けしてみた!)


こんな笑顔になっていられるのは、私がこうやって一人語りをしている時だけ。

私の家族はアトリビュート。何回言うのよ⋯。

アトリビュートは追われる運命にある。

急に何っ、、、って話になるよね。

でもまぁそんな事を詳細に話していると、“また”ここに文字数を稼いでしまう事になるから、詳しくは自分で調べてみてよ。まぁきっと出てくると思うから。

私達は追われているの。追われる身。

アトリビュートっていうのは、大陸政府と七唇律聖教が狙っている身体なんだ。

原世界では今、世界戦争が巻き起こっている。多くの国が同時期に世界各所で争いを起こし、絶え間なく人が死ぬ展開⋯。その展開の影響をモロに受けているのがこの世界、【戮世界“テクフル”】。


どちらでもいいよ?【戮世界】でも【テクフル】でも。


原世界と戮世界を繋ぐ、多次元空間によってシェアワールド現象が発生。

この宇宙は様々な世界線が並行に流れている。

原世界と戮世界、それに他の世界も⋯その数は誰にも判らない。

その多くある世界線の中でも、原世界と戮世界はブラザーワールド、兄弟世界として同期のある世界を構築している。この件は原世界の住人は知る由もない。一方で、戮世界の住人は原世界との同期⋯シェアワールド現象の発生を熟知している。

原世界から齎された文明と技術は多い。多い所の騒ぎじゃないかもしれない。

ほとんどの食糧や建築技術、宗教、文化、生活、通貨も原世界からの影響が多い。

通貨は日本円で統一されている。

何故か?

何故かは⋯⋯判らない。

判らないが、仮説として逸話が流れているのは、戮世界の常識が日本をベースにされているから⋯ということ。理由は⋯これもまた不明なのだが、戮世界が創成された時に、原世界からシェアワールド現象が発生し、その際、日本のカルチャーイメージが強く反映された⋯との仮説がある。

だが戮世界は律歴4000年から本格的に史実として残されている、かなり歴史の浅い世界線。

律歴3999年以前の物語。


【アインヘリヤルの朔式神族】


戮世界に突如、降り立ち、七唇律を持ち込んだ首謀者。戮世界のベースは日本と朔式神族の改革がドッキングし、調和と規律が成されている。

アインヘリヤルの朔式神族がいなければ、七唇律は存在しない。朔式神族が七唇律を持ち込む前までは、日本から齎された宗教が信仰されていた。主にはキリスト教と仏教。この2つが混合した特殊な宗教だ。

その為、幾度となく対立が発生した。

そんな対立構造を生まない為の、宗教制度なのだが、戮世界は広い。

『何故、この宗教なの?』

そんな疑問を持たれてしまうとそれが伝染し、政府を巻き込んだ、大規模な問題に発展。


朔式神族と日本からのシェアワールド現象。


2つの文化を支持する者同士で対立。

長き会議の繰り返しで、両方の文化を統合する法案が閣議決定された。後にこの会議はツインサイドにて開かれる、四大陸首脳会議へと繋がる。



律歴5602年の話だ。


こうして話していると、いつも軌道から逸れる話をしてしまう。戮世界と原世界の話になってしまうといつもこうだ。本当に情けない。


私達、家族の話をしよう。

血盟の命が狙われている。

原世界の世界戦争、この悪影響がこちら⋯兄弟世界である戮世界に及んでいる。

汚染物質の蔓延だ。

ただでさえ、ツインサイド戦争での放射能ダスゲノム汚染物質で、悩まされていた⋯というのに、今度は原世界からの攻撃だ。

これは律歴4545年から発生した。

という事は、原世界ではこの時期から世界戦争が始まったと判断できる。

多次元空間⋯マルチバースフィールドの監視者、“四騎士”に相当する最高位の白鯨とのコミュニケーションで、原世界の現状を確認。どうやら原世界からのシェアワールド現象で間違いない事が判明した。てか、それしか無い。


1000年以上は続く、汚染物質の蔓延。しかし、この汚染物質は生命に危害を加える攻撃的な側面がある一方で、一定期間の時間が流れると自動的に消失する仕組みになっている。

【消失】という言葉に引っかかる。これは昔から伝わる戮世界での文献だ。戮世界の詩人が執筆した、


原世界からのシェアワールド現象の歴史本当だ。


先述した、文化の齎しの内訳は勿論のこと、私が注目したのは世界戦争による同期現象について。

それはとても興味をそそる内容だった。

汚染物質について記述されている事が多かったのだが、その汚染物質のエネルギー算出を数値データ化していたのだ。多分、この作家は剣戟軍の科学研究部隊のような、政府から認められた人なのだろう。

著者の名前は、『ビオトレード・スカーレディア』



失礼。もう家族の話をしよう。

本当にすまない。ビオトレードのこの本については、語るべき時がきたらにしよう。


そんな1000年以上経っても蔓延し続ける汚染物質。さすがのさすがに、このまま容認しておくほど、戮世界の上位陣は寛容な人類では無い。

七唇律聖教は、大陸の神“グランドベリート”への捧げ者として、超越者の血盟を生贄として選定。戮世界の未来を左右する重大任務が、超越者の血盟には託された。


⋯⋯⋯はぁ?そんなの意味わかんなくない?私たちだって生きてるんだよ?なんだよそれって思うよね?急に、戮世界の未来のために生贄になってほしい⋯って言われて、『はい!』なんて簡単に挙手するとでも思ってるの?

大陸政府は大々的にプロモーションを実行。

しかし、その広告は虚しい結果を生む。

大陸政府からしてみれば⋯ね。


誰も大陸政府が指定した生贄の集合場所【帝都ガウフォン】に集まらなかった。これに憤激した七唇律聖教の面々は、剣戟軍を要請し徹底的な強制招集作戦を実行。

そしてそこには七唇律聖教の攻撃部隊を参戦。

セカンドステージチルドレンの血盟⋯と言っても、長らくは覚醒の兆候が無かった子孫が多数存在したらしい。


簡単に言うなら⋯使っていなかった遺伝子能力は⋯『鈍っていた』。


七唇律聖教の攻撃部隊【ニーベルンゲン形而枢機卿船団】と剣戟軍の混成チームに抵抗出来る程の遺伝子能力が備わっていない血盟の子孫が多く存在し、その血盟達は、人間達に捕獲・回収されてしまった。

私達、セラヌーン家は遺伝子能力の覚醒が問題無く可能だった為、外敵の接近を感知。相手の動きを見極めながら、距離をとっていた。

セラヌーン以外の超越者血盟がどうなのか⋯捕まったのかは判らない。ある程度の範囲内に居てくれれば、遺伝子を感知し、存在を遠距離から確認する事が出来る。遠距離はコミュニケーションは不可能だ。

先祖は可能だったと言われている。便利だよなぁ⋯それもそうか、【セカンドステージチルドレンオリジン】に近い血統だしな。高濃度な純血を引いてそうだ。

私達の血なんて、1000年も引き継がれたドロドロの血だよ。

ドロッドロよ。サラッサラになりたい。

血管の縁側にこべりつかないような、サラサラな超越者の血が流れてほしい。そうなれば、私の能力、超越者の全盛期⋯虐殺王の時代に活躍した人達に近づけるかな⋯。

『ツインサイド戦争』『超越の帝劇』⋯。

数々の伝説が遺されているセカンドステージチルドレン。

ちょっと、憧れてる感はあった。



剣戟軍から逃れる日々に区切りがつく。

ラティナパルルガ大陸での生活が始まった。

そう、ここは律歴4119年に人間と超越者の戦争、ツインサイド戦争が起き、多くの兵士と無関係の民間人が殺された戮世界の歴史で最も酷い陰惨な事件だ。憧れてる⋯と言ったが、これには少しビビる。恐ろしい事件だ。

ツインサイドのかつての輝きも戮世界の文献で読んだことがある。写真もあった。とても賑やかで美しい都市。

ツインサイド戦争では遺伝子能力が多用され、その際に分散した有毒ガスが蔓延。

当然、ラティナパルルガ大陸にはそれが蔓延。多くの大陸民が絶命か、【別の生命】に変異。【ダスローラー】と呼称された、セカンドステージチルドレンの成れ果てだ。

それか【ポラスアンデッド】。

ダスローラーはまだ、救済出来る可能性がある半屍状態の人間。ポラスアンデッドは完全な屍。駆除対象に選定された変異体だ。

それが他の三大陸にも海を越え蔓延。

その時代を迎えると共に、セカンドステージチルドレンは征服時代を開き、【アルシオン王朝】のストーリーが幕を開ける。この人たちが私の祖先。うーん、、、色々考えさせられるな。



律歴5602年。(何回この語りすんだよ)


現在のラティナパルルガ大陸にも有毒ガスは存在。しかし、1000年以上も経っていれば、それは矮小化され、今ではラティナパルルガ大陸のとある場所のみにまでウイルスは留まった。

その場所というのが⋯うん、当たり前だよね。ツインサイド領域だ。ラティナパルルガ大陸の南方地域セルネリアハウアーツ、旧ツインサイドが位置していた場所は現在、【旧ツインサイド感染爆発汚染物質蔓延爆心地として関係者以外の立ち入りを禁止している】


旧ツインサイド爆心地エリア立入禁止区域


そんなウイルスと隣り合わせのリスキーな場所に居住移転をしてきた私たちセラヌーン家。

汚染物質の爆心地という事もあり、ラティナパルルガ大陸は危険地帯に指定されている。だからといって、大陸全土が立入禁止区域という訳では無い。リスキーな代わりに、物価が安いのは有難い事だ。

それに、人も少ない。

両親にとってこんなにも好都合な場所は無かった。

両親は問答無用で、ここに居住地を移転。

ラティナパルルガ大陸は北と南で管轄が分かれている少々面倒な政治背景を感じる仕様。

ラティナパルルガ大陸を上と下で半分に分け、【北方面】をラティナパルルガ大陸政府が管轄。

【南方面】をテクフル政府、即ち四大陸政府と七唇律聖教が管轄している。


つまりは、同じ大陸にも関わらず、複数の機構が管轄管理を行う大陸。これは他の三大陸には無いシステムだ。

でもこれはしょうがないこと。未だにラティナパルルガ大陸南方面には、有毒物質が根付いている場所がある。


そんなところで“永住”を決断。

妹のウェルニは、今度こそ!友達を作る事を決意していた。

そうだよね⋯今まで作る前に引越しを繰り返されてきたもんね⋯。

├──────────────────────


◈『ウェルニ・セラヌーン』の場合────────┤



ラティナパルルガ大陸への引越し。

これでようやく、友だちが作れる

⋯と息巻いているのは、私の表の姿。

裏はこれ。今の私。

家族にもこの姿は見せた事ないの。

なんでだろうね⋯。

表ではお姉ちゃんって言ってるけど、本当は【姉貴】って言いたい。

【アネキ】ってもっと力強く言いたい。

なんでなのかは分かる。


なんか、、キモくない?お姉ちゃん呼びって。


でもこれが相場なんだよね。

妹がアネキなんて呼ぶ風習無いんだって。

私は呼びたいのに⋯男っぽいから、表ではお姉ちゃんって呼んでる。

姉貴⋯かっこいいと思うんだけどなぁ。

家族にも隠してる私の本性。

ラティナパルルガ大陸に引っ越して、安全性が今まで以上に確保された事が分かった。

学校にも通えるようになった。

今までできたこと無かった友だち。

出来た時は、、、けっこう嬉しかったな。

うん⋯私ってけっこう、あんがい、わりと、人間との友好関係を構築するの得意なのかも。

なんかね、そう思えてくるよ。

私に何でもそういうの任せてくれればなんでもやるよ?


んフフ、何言ってんだ私。


でも、なんで私にここまでの人が集まってくるのか。

それは、、私が欺き慣れてる⋯から。

人を騙すのに手馴れなんだよね。

だって、家族にすらも嘘をついてるんだから。

あんまいないでしょ?


学校では友だちが沢山できた。

私の欺きの力が余日に発揮され、多くの支援者が現れた。

私は人を束ねる力があると思う。



友だち。

姉貴に紹介したんだけど、姉貴はそういうの嫌いみたいだ。でも姉貴は一人でいなかった。

だけど、一人が好きらしい。

一応のクラスルームでの立場を維持・樹立させておきたいんだな。


男女を問わず沢山の友人に囲まれることになった私。だけど、放課後を共に過ごす時間が長かったのは、女友達だ。

これは必然的なもの。

個人的には別に、そういった性別の隔たりとかは考えていない。けど⋯なんか⋯そうみたい。私が誘おうとしても、男は男で別の時間を進ませてゆく。

女の子に聞いてみたけど⋯、学校は学校。

放課後は放課後⋯みたいだ。

うーん、、、分けなくても良くない?男の子と話したり、遊んだりするのは好きだ。

私は女だけど並外れた能力を持っている。その姿を見た姉貴にはこっぴどく叱られる事もしばしば⋯。


『バレちゃうでしょ!?』


はぁ、、大丈夫だって⋯

そう言ってるのに、姉貴は聞く耳を持たない。

私はそんなガキじゃない。

自分の遺伝子能力だって、制御できる。なのに⋯姉貴は私を理解してくれない⋯認めてくれない。

確かに、姉貴の方が私より数段強い。まだ私が発現させたことの無い、遺伝子能力の特殊スキルも具現化させる事が出来る。

たった一年差の産まれで、こうも能力差が生じるんだな。

はああ、早く姉貴みたいな力を手に入れたいよ。

姉貴に喧嘩なんて仕掛けてみろ⋯殺されちまうよ⋯。


こんなこと言ってるけど、姉貴は好きだ。

大好きだ。

だから、友だちを紹介した。

だけど⋯⋯良い反応はなかったな⋯。



夏。

私と女の子の友だちで海水浴に行った。

その時、剣戟軍が現れたんだ。

ビックリした⋯⋯私の遺伝子能力を検知したのかと、思ったが、その海浜には偶然、有毒物質に感染した者がいた。

だけど⋯私は思った。

元々剣戟軍がここに来た理由は、私の遺伝子反応なんじゃ無いかってね。

そこに⋯偶然⋯⋯いや、、、、これも定かじゃない。


全ての出来事は運命だ。


何かの糸が絡まってるように思える。

それが何なのかは判らない。

でも、その場に偶然有毒物質に感染する者が現れるか?

海水浴場、その場所はツインサイド爆心地立入禁止区域から、離れている。危険地帯に指定されていたのは何百年も前の話だ。

それなのに、いきなり突然、感染者が発生するのか?


私は不安になる。

私以上に不安と恐怖と戦慄に駆られたのは、友だちと海水浴場にいた観光客だろう。

剣戟軍は海水浴場にいた利用客を集め、身体検査を決行。

そこで、感染者を探知した。


その時、後ろから姉貴が現れた。

『今すぐここから逃げるよ』

なんで姉貴がここにいるの⋯?

そんな疑問を問い掛ける前に、私達は姉貴に言われた通り逃げた。

というか、姉貴の遺伝子能力で瞬間転移。

海水浴場を離れた。

姉貴はずっと見張っていたんだ。

私の行動を。

私を好きだから。

それってもうさ⋯⋯あの、、、好き過ぎない?

心配しすぎだよ⋯。



感染者は剣戟軍が処分、海水浴場は一時騒然としたが、感染爆発には至らずに済んだ。処分は利用客の眼前で行われ、多くの利用客が一人の若者の死を目撃した。



冬。12月1日。


七唇律聖教のシスターズファイブになるため、修道士になった。

このシナリオはそれ以降の物語。

もう、思い出したくない。

書き記すのもごめんだ。

誰かに語ってもらいたい。

だけど、誰も話せない。

だから私が話す。

またいつか、話せる場所が設けられたら、喉を震わせよう。

├─────────────────────


第八章、開始。

『フラウドレス編』セラヌーン姉妹パートが終わります。

新展開と新設定モリモり。


今までのシナリオでは新設定を組み込む余白がありませんでした。なのでここからはようやくその時が来ました。

よろしくお願いいたします。

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