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Lil'in of raison d'être/リルイン・オブ・レゾンデートル  作者: 沙原吏凜
第四章 殉教のパトロネージュ/Chapter.4“Patron”
64/79

[Chapter.3:introduction“yuèjì”]

正式名称『超越の帝劇編』序章の振り返り。

[Chapter.3:introduction“yuèjì”]


[復讐に駆られた女による叛逆の物語]


マスターデライトに参加したベニムーンとリフレイン。だがマスターデライトの行われるパノプティコンアイランドにフェーダの魔の手が襲い掛かる。

フェーダは甚大な被害を生み出し、パノプティコンアイランドを破滅に追い込んだ。施設関係者とマスターデライト参加者が死亡。ベニムーンとリフレインも被害にあい、帰らぬ人となる。

ティザーエルは失意のどん底を味わう。絶望の果てを経験した中で、一つの解を見出す。

“次回のマスターデライトに参加する。”

母親のアンリミングは、娘の決意を受け取りとある話を語り始めた。

長く、険しく、切なくて儚い、今は亡き夫との、魂の物語。



[-Prologue-純血と謎の血筋を追求する物語]



アンリミング・マギール。19歳の大学生。

後に産まれるティザーエル、ベニムーン、リフレインの母親。

彼女にはとある幻のセカンドステージチルドレンの血が流れていた。そんな事を憶え始めたのは彼に会ったあの日からだった。

ハピネメル・アルシオン。

私が19歳なのに対して、彼は当時13歳。

彼と会った出来事は良く覚えている。忘れる事なんて出来ない。大学の仲間とのイザコザで気がどうかなっていた時に手を差し伸べたのが彼だ。私は彼を光だと思った。

何の因果か、彼も私の事を気にするようになり交流を深くする関係になる。

私が強姦されそうになった刹那、ハピネメルが助けに来てくれた。その時に知ったんだ。彼は、セカンドステージチルドレン。その能力を余すこと無く行使し、私を襲った男達を排除した。チェイカーと名乗った男は、ハピネメルを知っているような口ぶりだった。

その日から、アンリミングとハピネメルは交際関係となる。愛を深め合うと共に、互いの心で突き動かされる特殊な感情に人生の変動が生じる。双方が思い思いの言葉で紡ぎ、肥大化した愛は一つの回答となり、二人の未来を決定づけるものになった。


結婚。


だが未成年との婚姻など認められるはずも無く、結婚を前提とした交際関係に落ち着く。

二人は、新たな愛を発見し合いながら合法になるまでの時間を、情欲という逃避で繋いだ。

そうです。

もう言ってしまって大丈夫です。

超越の帝劇に巻き込まれます。

第五章ぐらいまで引っ張れるぐらいにボリュームあります。

頑張って下さい。

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