[Chapter.1:introduction<Rebellion>]
第二章へと続く、サリューラス・アルシオンの物語。
悪魔の末裔セカンドステージチルドレン。
人の力を超越した彼らはフェーダという反抗組織を結成。
フェーダは各国の重要施設を襲撃し、世界経済を混沌に陥れてきた。
その動きはサリューラス・アルシオンの参入により活発化していく。
サリューラス・アルシオンは強化人間隔離施設ニゼロアルカナに収容されていた所をフェーダが強奪。
人類とセカンドステージチルドレン、両者にとってこの男がいかに重要な献体というのを共に理解していた。
フェーダはサリューラスと共に海上軍事基地“アドバンスド・ユダ・フォート”を襲撃。
そこで開発されていたメガトン級爆弾セト100“ツァーリ・ハーモニー”を強奪。世界国家首脳会議が開催される“ツインサイド”大統領府へ殴り込みに出た。
結果は破滅的大敗。
首脳陣をはじめ、民間人、自衛隊を虐殺し、ツインサイドの都市機能は完全に崩落。世界的最重要施設のコントロール機能を失った。その姿はツインサイドの離れ地にてギリギリの所で被害を免れたテレビクルーによって全世界に届けられた。そのメディア送信経路はフェーダがブラックハックしたウイルスを元に強制性を持ちながら流された。
ツインサイドの荒れ果てた光景は、見る者の息を殺す。“地獄絵図”という表現が最適解かと思われる恐ろしい戦火の饗宴。
その大事件【ジェノサイドフェーダ】から3ヶ月──。
新たなる危機は今踏み締めてる大地に根付いていた。
新たな物語へ。