表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
“俗世”ד異世界”双界シェアワールド往還血涙物語『リルイン・オブ・レゾンデートル』  作者: 虧沙吏歓楼
第拾四章 ギンヌンガガプの使徒/Chapter.14“Finale:MilkyHoneyFestival”
140/150

[#117-虚飾光柱【6】]


ウェルニへのキャプチャー作業が行われかけたその瞬間、エリア周辺に光柱が注がれる。

それは一瞬にて辺りを眩い光で覆い尽くす。大陸へと注がれていった光柱は、上から下への降下運動を終わらせると、そのまま地中へと差し込まれていく。地中への侵食が行われる際、周辺に誘発される障害は一切無い。


地面に対しての掘削だったり、悪影響的な事象が発生するなど、害悪的要因を思わせるシーンすらも感じられなかった。


上空から降り注ぐ光柱はただただ乳蜜学徒隊カナン・ヴェロニカとウェルニから、視点映像に光明さを灯したに過ぎない。そうなってくると生じるのは、人間をターゲットに指定した“障害”が発生していくことになる。


「なんだ⋯!?この光は⋯⋯」

「柱か⋯⋯⋯柱か次々と⋯地面に突き刺さっていく⋯」

「ナリギュ⋯違うよ⋯⋯!!柱は、地面にめり込んでい⋯⋯」


乳蜜学徒隊カナン・ヴェロニカ退散!」


「ノアトゥーン院長⋯」

ベルヴィーが最初にノアトゥーン院長の接近に気付くと、乳蜜学徒隊カナン・ヴェロニカの修道士たちが、その声を聞いてベルヴィーの元へとその身を急がせる。


視覚機能が激減、各々の視力に75%カットが施され、通常時よりも圧倒的な“見づらさ”のまま、修道士たちは生き苦しむ。光柱の降下運動が止まらぬ中、地面にめり込んでいく動作に何らかの異常現象が発生していくことに気付いたノアトゥーン院長は、乳蜜学徒隊カナン・ヴェロニカの修道士たちが、自身の元へやってくるまでの道程に、ウプサラソルシエール幼生体が防除陣営を展開。光柱の降下運動は、今までが地面と乳蜜学徒隊カナン・ヴェロニカの修道士を“すり抜ける”ように作用していた。


しかし⋯⋯⋯


一万エピソードなんて、希望者ゼロ?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ