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6話 一日の始まり

チュンチュン


「お兄ちゃーん!起きてー!」

「グヘェッ!」


俺、日暮匠の朝は愛しい愛しい妹が全体重をかけて布団で寝てる俺の上に乗ってくることで始まる。

中学生の元気には勝てない。

そして次に始まるのは俺の耳元で甘い言葉で囁く──のでは無く大声で叫ばれる。


「起きてー!お兄ちゃん、起きてー!」


俺は布団をくるんで耳を塞ぐ。

すると、今度は防具(布団)を剥がされる。


もう…悪魔だ……。


春とはいえ、流石に何も羽織らずに寝るには寒いんだぞ!


「お兄ちゃーん?起きてー!起きないとチューしちゃうぞー?」

「あーしろしろ!」


どうせ、しないだろう。

そう思っていたのだが、


チュッ


ほっぺたになにやら暖かい感触が。


ん?んん?!


俺は飛び起きて、


「おい!今何やった?」

「お、お兄ちゃんが起きないからチューするぞって言ったら別にしてもいいよって言ったから」


とは言っても本当にするとは思ってなかったぞ!

こいつもしかして熱でもあるんじゃないか?

ちょっと顔が赤いし。


俺は空のおでこに手を添える。


「熱はなさそうだな。でも、顔とかは赤いな」

「え?あ、それは気にしなくていいよ!」


大丈夫だから!と、慌てた様子で言う空。

なんか今日は落ち着きがないな。


「とりあえず、体温計でも温度測っとけよ?」

「う、うん。心配してくれてありがと」

「いいってことよ!妹のことを心配しない兄がどこにいるんだ?」

「そこら辺に沢山いると思うよ」

「そうなのか?」


よく、妹うぜぇとか言ってる奴いるけど、どうせ影とかでは妹のこと好きなんだろうなぁってずっと思ってたわ。


「起きたんなら早く朝ごはん食べに行こ!」

「そうだな」


俺は1階へと向かった。
















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