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5話 頭ナデナデ

ベッドから起き頭がぼーっとしてる中、


(あ、風呂洗いに行かねぇと)


自分がまだやっていないことを思い出したので、急いで1階に行く。そして浴室へと急ぐと、


「ってあれ?」


浴室の前で足をタオルで拭いている空がいた。


「お兄ちゃん、起きたんだね!おはよう!」

「今、夜だけどな」

「おお!寝起きのお兄ちゃんがボケてない!」

「人から起こされるのと自分で起きるのとでは寝起きの悪さがちげえんだよ」


他のみんなはどうか知らんが人から起きろー!と言われて目を覚ますのと、何もされずに目を覚ますのでは何もされない方が俺は寝起きがいい。頭も冴えている。


「ところで空、もしかして風呂洗ってくれてたの?」

「うん、お兄ちゃんが全く降りてこないから」

「ごめん。ありがとう」


このまま何もしないのはさすがに罪悪感があるので


「なんかして欲しいこととかある?食事いつもやって貰ってるのに今日は風呂までやって貰っちゃったから。お菓子とかなら買えるぞ」


食事作ってやるぞ!と言いたいが、前に作った時に、これからは私が作るからいいよ。とまずいとは言ってないものの、もう言ってるのと同じような返答をされてしまったのでそれは出来ない。


空はんー、と唸りながら数十秒考えた後、あっ!と目を見開いて、そして俺に言った。


「じゃ、じゃあ頭なでなでして!頑張ったから!」

「え?」


俺の放った疑問の言葉は聞こえているのか、聞こえていないのか、空は反応を示さなかった。ただじっと待っている空に俺は手を伸ばし、


「ありがとな」


感謝の言葉を口にして頭を撫でた。小さい時から頭を撫でているので特に抵抗は無い。頭を撫でていて空の髪の毛ってサラサラだな〜と今日も思った。



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