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25話 びっくりした 〜西園寺side〜

私は家に帰ってベッドの上へとダイブした。


そしてさっきのことを思い出していた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


トイレから出てすぐに山田 泰司くんと花田 剛くんに絡まれた。


「西園寺〜?今からあいつのこと庇ったことを撤回するって言うならこの手離してやるよ?」


「かわいいんだからあんな陰キャとつるんでないで俺たちと遊ぼうぜ?な?」


私は怖くなって、


「や、やめて!」


そう叫んだ。


その時だった。必死な形相をした日暮くんがこっちに来て、こう叫んだのだ。


「てめぇ!俺の彼女に何してやがる!そいつから離れろおぉぉぉぉ!」


びっくりした。

あんな大声でしかもこんな公衆の面前で。

あんな、言っちゃ悪いかもしれないけどそこまで目立たない日暮くんがあんなことを言ったのが。


──そして私に対してあんなにも必死になってくれた事が。


その後大声で叫ばれた山田くん達は慌てて逃げていった。


そして周りには日暮くんの大声にびっくりして振り向いた人達がいた。


その人達は私達のことをすごく見ていて、恥ずかしくなった私は日暮くんの手を掴んで一緒にその場から離れた。


もしかしたら家族以外の男の人と自主的に手を繋ぎに行ったのは初めてかもしれない。でもそんなことは気にする余裕もなく外へ出た。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


私は自分の枕に顔をうずめる。


何故かずっと日暮くんの私に対して必死になってくれた顔が頭から離れないのだ。


そして顔が熱くなる。

なんか胸もドキドキするし…


て、ていうかぁ……!ちゃっかり私の事彼女って言ってたし……。うぅ……。


その日はずっと日暮くんのことが気になってよく眠れなかった。


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