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18話 校外学習のその後1

俺たちは集合場所へと集まった。


──ザワザワ


既に結構な人数が集まっていた。


「結構みんな集まってるね」


西園寺さんが溢れている人を見て言う。

何もすることがないからもう集合場所行くか〜みたいな人達なのだろう。


「じゃあ、私点呼済ませてくる」


「おう」


そう言って西園寺さんは先生の所へと向かう。


そして程なくして帰ってくる。


「はい!じゃあ、みなさんこちらを向いてください!」


ちょうどその時に先生がみんなに向けて声を出した。


「これで校外学習を終わりにします!お疲れ様でした!このまま遊んでてもいいですが家に帰るのが夜遅くならないように!では解散!」


「うおぉー!やっと終わったー!」


「遊ぼうぜ遊ぼうぜ」


先生からの終わりの挨拶が終わった途端に叫び出すリア充達。


まるで昔の俺を見ているみたいだ。だが今の俺は違う。そうやって遊ぶ男子友達は今や一人もいないからな。


俺はみんなにお礼を言う。


「今回の校外学習、班に入れてもらって悪かったな。居心地悪かったろ?陰キャの俺が居て」


きっとこの3人だけで行った方が楽しかったろうに。


「別に全然大丈夫だったよ!ね?」


西園寺さんが他の人の意見を求める。


「ウチも全然大丈夫だったよん。まぁ女子を昼食のお店選びがアレだったけどね〜」


「ごめんなさい」


沙織にいじられ俺は素直に謝る。


「私も楽しかった!」


ニコニコしながら本当に嬉しそうに言う柚葉。


「本当にみんなありがとう」


また改まって礼を言う。


中学校の時は人とつるむのが普通だった俺だが高校でぼっちになってからは人と居られるありがたみというものを再認識させられた。


「じゃあ、ウチと柚葉はここら辺でブラブラしてるから〜。じゃね〜日暮っちと諒花」


そう言って遠くなっていく沙織と柚葉。


よし、じゃあ俺も妹の待つあったかハウスへと帰るかと駅の方向へと足を向けた時だった。


「ねぇねぇ、日暮君ってこの後暇?」


不意に西園寺さんから声をかけられた。









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