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それを運命とは言いません  作者: 穂波幸保
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期末テスト 8

絢さんの漢字を間違えておりまして、そこのみ修正しています。


(はるか)、やっぱりいたわね。光希(みつき)と勉強会の約束をしていたんだけど、折角だから一緒にどうかなと思って。」

「そ・・」

「どーせ、遥さんといたら教えてもらえるからだろ。」

私が答える前に、順也(じゅんや)くんが話し出す。

それに、すかさず(あや)が答える。

「あんたに言ってないんだけど。というか、立ちながら食べるの止めたら?行儀悪い。」

「誰が来たかすぐ見たかったんですぅー。見たらすぐ引っ込みましたぁー。」

機嫌が悪そうに小学生並みの言い方で返す順也くんに、絢がさらにイライラしないかてヒヤヒヤするが、返ってきた返事は。

「何なのあんた、気持ち悪い。本当、野生児並みの嗅覚ね。」

「・・・?」

どういうことだろうと思っていると、絢の後ろからとある人物が姿を現した。

「・・こんにちは。」

その姿に、順也くんは嬉しそうに叫んだ。



-その呼び名は-


あるところに、元気いっぱいのJがいました。

Jは、外で遊ぶのが大好きな子でしたから、内に籠ることは大嫌いでした。

しかし、そんなJは中学校に入ったと同時に、くじ引きで図書委員を任されてしまいました。

嫌だ、せめて別の委員にと言ってはみたものの、聞き入れられるわけがありません。

先生監視のもと、しぶしぶ委員会へと連れていかれたJは、みんなと一緒に自己紹介をすることになりました。

その時、3年の先輩はこう言いました。

「みんな、自己紹介のあとには好きな本のタイトルを言ってください。」

Jは、こう答えました。

「にゃーくんとわーちゃんの冒険です。」

それは、有名な絵本シリーズのタイトルでした。

「絵本かよ。」

Jの言葉に、小声で誰かがポツリと言います。

それを聞いたJは、声を荒げて言おうとしましたが、別の人がこう訊ねました。

「その絵本、勉強にもなるからいいよね。どの話が好きなの?」

それが、Rとの出会いでした。

Rは2年生の先輩で、委員を嫌がっていたJが前より本を読むくらいJはRを慕うようになりました。

その気持ちから、JはRをこう呼びました。


なんとか、年内にもう一回投稿できました!

体感が年々早くなるのは、仕事のせいなのか年のせいなのか。嫌になりますね。

来年は今年よりも色んなことを頑張りたいですが、昨年より今年は、今年より来年は、と良い兆しに向かうのを願うばかりです。

読んでいただいた皆様、よいお年をお迎えください!


そして、合わせて電車のような頭文字の二人、頭文字ですぐ分かる名前ですが、なんという呼び名か来年の投稿をお楽しみ(?)に!

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