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それを運命とは言いません  作者: 穂波幸保
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隼の過去編:友だち 2


『遥、何食べる?』

『そうだね・・・。』

僕たちは、遊園地のレストランに入った。

ここでは、よくあるカウンターで注文した商品を空いてるテーブルで食べる形式だ。

店内はピークを過ぎて空いている席が多いから、僕たちはすぐに注文カウンターの上にあるメニューのパネルを見つめた。

パネルには、定番のカレーやラーメンなどがわかりやすく写真つきで載っている。


『オムライスかな。』

『じゃあ、僕も同じのにしようかな。チケットははるかが出してくれたから、お昼は僕が出すね。』

出すと言っても、お互いにお小遣いからだが。

『本当に?やった!』

それでも、基本はお小遣いから日用品を買ったりそれぞれやりくりしているので、遥は嬉しそうに笑う。

本当はチケット代も出してあげたかったんだけど、今回はお詫びだからと遥が言って出してくれたのだ。

僕からすると、遥とデートしてるだけで幸せだから気にしなくてもいいのに。

でも、僕が色々お金を出そうとすると、「同じようにお小遣いをもらってるんだから、自分のために使いなさい」と怒られる。

だから、絶対アルバイトをするようになったら、僕のお金だから好きに使うと言う予定だ。

・・まあ、それでも怒られそうだけど。


僕は早速頼もうと、レジの側に立っている店員のお姉さんのもとへと向かった。

お姉さんは大学生だろうか、研修生のバッジをつけて緊張した面持ちで僕を見つめる。

『こ、こんにちは・・・。』

「こんにちは。オムライスを2つお願いします。」

緊張しながらも辿々しく英語で挨拶してくれるお姉さんに対し、僕は安心させようとにっこり笑って英語ではなく日本語で話しかけた。

「・・!!?え、えっと・・・。」

慌てるお姉さんに、僕はもう一度ゆっくり伝える。

「お姉さん。オムライスを2つ、お願いします。」

「・・!、オムライスを2つですね!かしこまりましたっ。」

日本語とわかってほっとしたようで、お姉さんは慣れた手つきでレジを操作し始めた。

強ばっていた笑顔も、今は自然に笑顔が出ている。

どうやら、英語の対応が不安で緊張していたようだ。


会計を済ませ、料理を受けとるカウンターでオムライスを待っていると、そばに遥がやって来た。

じと目で、僕を見て言う。

「今日は、英語でのやり取りやめたら?店員さん、英語で困ってたんでしょ?」

『えーっ、でも今日は遊園地で人が多いし。やだ。』

『・・もー。』


僕は人が多いところに行くと、家族(父さんを除く)や十哉とおやの前だと基本的に英語で話す。

理由は簡単。声をかけられるのが嫌だからだ。

はじめ兄さんの場合は遠目で見られるぐらいだけど、僕の場合は優顔のためか女性から声をかけられやすい。

そりゃあ、無下には扱わないけど、顔目当てで来られて喜ぶと思う?

そのため、英語を使って遠ざける。

まあ、たまに英語で話しかけてきてめげない人もいるけどね。


遥もわかってくれてはいるので、そこまで今回も強くは言わない。

「お待たせいたしました。オムライス2つです。」

「「ありがとうございます。」」

二人で店員さんにお礼を言って、僕が二人分の料理が載ったトレーを受け取り、一緒に席へと向かう。


歩きながら、僕はふと思った。

昔の僕なら、きっと驚くだろうな。

未来の僕が、こんな風になっていることを。



いつもながら、亀足ですみません。

新章に入ると、特に遅くなりますね。。

こんな話にしたいはいつもあるんですが、思い通りに動いてくれないときたもんだ。


今回の過去編は、大体皆さん察してましたかね?隼くんの回です!

リア充爆発しろ的な感じの隼くんをお届けしてからの、急な過去への突入となります。

昔の隼くんが特に思い通りにならず、どうしていこうか悩み中ですので、更新はいつも以上に亀足になるやもしれません。

気長に待っていただければ幸いです。


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