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評価ポイント4000御礼小話

評価ポイントが4000ポイントこえてたよ!御礼小話です~( ´∀`)


いつもポチっとありがとうございます!!!

…ポチッとするのかな?

評価したことないから解らないけど…

今度から私もやろうかな。


とっても励みになってます!

ありがとうございます~



さて、今回のお話は前回伏せられた求愛給餌の全貌があきらかに!!



では、いつも「竜の死にかけつがい」をお読みくださってありがとうございます。

皆様の大切なお時間をいただけることに感謝をこめて…






「マリイミリアさん、きゅうあいきゅーじって何ですか?」

ある日わたしは前から気になっていたことを聞いてみることにした。

「求愛給餌っですか?」

「それです、きゅうあいきゅうじ」

「雄の求愛行動のひとつですね、ノヴァイハ様がツィー様のお口にお食事を運ぶことも、求愛給餌のひとつですわ」


なんと!あれが求愛給餌だったのか!!


「ノーイは食べさせるの好きだなとは思ってました」

「番に食事を与えるのを嫌いな雄竜人はおりませんわ、ツィー様」

マリイミリアさんはころころと笑った。


食べ物を相手に渡す求愛方法か~

鳥とか動物でそんな話聞いたことかあるような…

確か餌を取る実力のアピールだったかな?


「他にも捕ってきた獲物を番にあげる。というのもありますが…その給餌行動が少し行き過ぎる場合がありますの。」

マリイミリアさんは少しこまった顔になった。

「行き過ぎる?」

「ええ、古竜種や竜王種の中には好んでするものもいるのですが…雌の竜人には酷く不評な求愛方法でわ。でも私の番のヒューフブェナウは幸いなことに、特にしたいとは思わないそうですわ。ノヴァイハ様のお兄様である陛下は番のムエロニミラウデヒューデリア様になさろうとして飛んで逃げられたとお聞きしましたわ」

「飛んで逃げる?」

「ええ、窓から飛んで逃げられたそうですわ」

マリイミリアはうんうん、と頷いている。


なんだろう?飛んで逃げるほどの求愛行為って想像がつかない…


そういえば鳥で捕まえた獲物を尖った枝に付けて乾かしておく鳥がいたきがすみる。ミイラ化した生き物を渡されたらちょっと困る。のどを鳴らすとか…膨らませるとか!?

なんだろう…?


「まず、雄竜人が獲物を取ってきます」

ふむ、普通だ。

「次に、それを口に入れ軽く噛み砕きます」

あ、食べちゃうんだ…美味しいか確かめるのかな…

「最後に、それを番に提供します。口移しで」


…吐きもどし!!!

鳥がよくやる求愛方法吐きもどし!!!

一匹で買うと鏡にうつった自分にやっちゃうんだよね

仲良しな飼い主にもやっちゃうんだよね。


うわ~口移しであれか~


……それは逃げる…


窓から飛んで逃げたのも納得しかない。

マリイミリアさんは嫌そうな顔をしている。

竜人の女性的にもナシな行為なんだ…


そりゃ、そうですよね…。


「他にも求愛行動は色々ですわ、求愛給餌以外でも火竜の求愛の踊りは情熱的といいますし、砂竜系はよく噛む、など…種ごとに色々ありますわ」

マリイミリアさんはそう言ってにっこり笑った。



…やっぱりするんだ求愛ダンス…



ちょっとみてみたいけど、凄い笑えるのだったらどうしよう…



「求愛行動」


雄の竜の魂の奥底に刻まれた、番への愛を表すための行動をさす。


時に餌を捧げ、時に歌い、時に踊り、我々の祖先は今と同じように番へたゆまぬ努力を重ね愛を伝えてきた。


…以下略…


愛の奴隷である雄竜達よ、その愛に曇りはないか?

その溢れる愛は番に伝えきれているか?


愛は見返りを求めず、などという綺麗事はここでは捨てよ、我ら雄竜人は求め欲するのだ、愛する番の笑顔と愛を。それらを手にし、その輝きを永久に色褪せぬものとするために必要な愛を、惜しみ無く与えるそのために、この手引きを手にすることを薦めよう。



竜人国世代をこえたベストセラー

「番に愛を伝える100万の手引き」


冒頭より抜粋

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