物語の終わらせ方
さて、物語を終わらせるというが、一つ具体的な例を出してみよう。
魔王に攻めこまれて不利な神様が勇者を召喚するという王道なやつだ。
この場合、魔王を倒すという明確な目的があるので、それを意識すればいい。
で、ゴール地点から逆算すると話の作り方が楽になる。
魔王を倒す<<勇者の剣が必要<<勇者の剣を使えるレベルが必要<<修行をする必要がある<<その費用をどう稼ぐか?
大体こんな感じ。
ハーレムとかを作る場合、この話の軸から外れているのに注意する。
あくまで魔王を倒すというゴールから考えたらそれは横道なのだ。
そして、ゴールが見えると、このハーレムも変化が出てくる。
勇者が帰るのか?残るのか?
帰るなら、ヒロイン達はついて行くのか?残るのか?
この辺りは話の軸に合わせてヒロイン達の変化として処理することが望ましい。
状況が動くから主人公も動き、主人公が動くから話はゴールに向かっていく。
これが物語の正しい推進力である。
ゲームでよくあるが、ボスに近づけば近づくほど敵がつよくなるあれも物語的には美味しいのだ。
その環境変化に主人公を必ず反応させれば、物語はいやでも前に進んでゆく。
そして世界の危機を解決した後、話を引っ張らない。
だらだら続けるにしても、解決した事を明確にする事。
全ては物語を終わらせる為に向かわせるべし。