勇者モラトリアム
さて、テンプレにおける改善点を利用して日刊300位を目指すという事を目標にしているので、テンプレを崩したら意味が無い。
ここはかなり大事なので強調しておく。
テンプレというのはなろうに来ている読者が求めた集積の結果であり、なろうの読者が欲しがっているものだ。
それをあえて手放して勝負できる作者はこのエッセイは必要ないと思う。マジで。
世界の危機とテンプレの関係だが、テンプレの中に世界の危機はちゃんと入っている。
問題なのはそれを活用できないという所にあるのだ。
で、それが活用できていない理由は、世界の危機が物語に書かれないからである。
この矛盾しているように理由を解説するとこうだ。
世界の危機なので勇者として勇者を召喚する。
勇者はチートや内政で敵を倒し、ニコポナデポでハーレムを作ったり異世界生活を満喫する。
おわり。
これが問題なのだ。
当たり前だが、勇者の召喚理由は世界の危機のはずなのだ。
ところが、勇者は世界の危機に対処しないのでいつまでも物語が続いてしまっている。
『底辺脱出!!誰でもなれる!なろう中流作家のなり方』にて、
なろうテンプレートに終わりはいらない
と言い切った私だが、こここそが今回の問題の元凶である。
となれば、話は簡単だ。
ゴールを設定すればいい。
つまり、物語を終わらせる事を意識すればいいのだ。
今回は目指せ日刊300位と銘打っているので、これを読む人はなろうでも中流作者である事を意識してこれを書いている。
強調しよう。
日刊300位に入りたければこれをすればいい。
なろうテンプレートで物語を作って、それを『終わらせる』。
と。
ね。
簡単でしょ?