ボクらは毎日、闘争中
合図とともにボクらは走り出した。 俊敏に、我先にと。 陸上のスプリンターが如く。 ちょっと出遅れてしまったか。
そこから始まるのは椅子取りゲーム。 ボクはこれが朝7時前に起きるより苦手なんだ。 ああ、そんなことを思っていたら、もう目の前には歪にカラフルな君主たちが揃ってしまった。
そうとなったらポジショニングだ。 隙を逃さず足をねじ込んで、ベストの位置を確保してやる。 バスケのセンターが如く、だ。 よし、ゴール真ん前、最善の位置取り。
おっと。 ユニホームを脱ごうとしたけど、もう次の闘技が始まるようだ。 周りのヤツらの目がギラギラしてる。 でもボクはいいや。 ここはリスクを取らずに安寧を取る。 このポジションは譲らない。
無差別級の戦闘開始の合図は響く。 何度でも。 事務的に。 機械的に。
ドアが開きます、ご注意くださいーーーー




