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4話

少年が走っていくと、今度は道の途中に小さな森があらわれました。


「森の中で迷うと出られなくなっちゃう」


少し不安になった少年は森の中をのぞき込んでみました。


森の中でも、道は大きくまっすぐのびています。


安心した少年は森の中をゆっくり歩いていきました。


そんな時です。


遠くの方でわいわいとたくさんの声が聞こえてきます。


「今度は何がいるんだろう?」


少しわくわくしながら、少年はそうっと声のする方へ近づいていきます。


見つからないようにそうっと、そうっと。


木の陰からひょいっとのぞき込んでみました。


すると、今度は少年より少しだけ小さいたくさんのかにがいました。


地面に落ちている果物を背中に背負ったかごに入れています。


地面の果物がなくなりそうになると、周りの木ががさっと揺れ、また新しく果物が落ちてきます。


それを大切そうにかごの中に入れ、またなくなりそうになると木が揺れる。


そうして、いつの間にかかごの中はいっぱいになっていました。


何匹かのかにが言いました。


「よ~し、これくらいでいいよ」「これだけあれば、十分だ」


そう言うと、周りの木々からたくさんのさるが降りてきました。


「もう少しあった方が良いと思うんだけど」「でも、これ以上は持って帰れないよ」


両手には一つずつ果物を持って嬉しそうです。


がまんが出来なかったのか、さるのうちの何匹かは

果物をとてもおいしそうに食べ始めました。


それを見ながら、かには困ったように笑います。


「もう、食い意地がはってるおさるさんだこと」「もう少しがまんすればいいのに」


そんなことを言っているかにを前に、さるは笑いながら食べています。


「ぼくらは今お腹がへってるんだよ。」「それにまだ時間がかかるでしょ。待てないよ」


たくさんのさるとかにはわいわいがやがやと森の奥へと消えていきました。


少年はそれを見終わると、また先へと走り出しました。

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