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序章 

私の初恋は、始まる前に終わっていた。

 王子様に恋をした少女が、紆余曲折を経て王子様と結ばれるのはきっとおとぎ話のセオリー。身分の違いも乗り越えて、手に手を取って幸せに。

でも、そんなこと、現実ではありえない

 ベルナール伯爵家が長女、エステル・ド・ベルナールもまた、例外なく。

 もしくは、貴族の家に生まれたからこそ、その夢物語の非現実性を思い知ることになったのだろうか。

 いずれにしても、私の初恋は、それが芽吹くよりも前に、摘み取られた。気づいた時には枯れはてて、それは恋だったのかも遠い過去の想い出に霧さえかかって朧な記憶。それこそ、『分不相応な』夢だった。


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