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何もしてないのに神になった俺! ……何でだ?  作者: やまと
動くコダユーリオン
52/66

ディディ乱入

「おいおい、スクディアの奴が捕まっちまったぞ」


 この国の王ユピテルは皇帝がゼウス神だと知り、降伏することに抵抗がない様子だ。このまま放置すればユピテルは帝国に国を明け渡すこともあり得るだろう。

 と言うか、それ以外生き残る術はない。


 勘違いしている者が多いようだが、ゼウスはこの国を降したとしても王族の処刑は考えないだろう。

 ゼウスが欲しいのはユピテルの嫁さんのユーノでも、コダユーリオンの鉱山でもない。ましてや娘を返せなど口が裂けても言うまい。

 ゼウスが欲するのは、テュポーンの封印を見張るに適したこの地と、いざっつー時のための防壁だ。つまり王都ミーレスの防壁結界が欲しいんだ。

 正直に言って他はどうでもいいんだろう、わざわざ王族を処刑する必要がない。

 ユピテルにはそれが分かっているから降伏しても問題ないと考えている。寧ろこれ以上の犠牲が出ない分、英断と言えるだろう。


 が、国民はどうだろうか?

 これまでに多くの兵士が命を落としている、国を護る為にだ。

 たとえ国のため覚悟の上とはいえ、家族や恋人は恨むだろう。敵である帝国を、無謀にも大国を相手取ったこの国を……。


 彼等には自信がある、鉄壁と言える防壁にだ。

 その絶対の信頼を置いている王都の防壁を無視し降伏などすれば、彼等の怒りは王族に向くことだろう。


 …………


 あれ?

 ここでスクディアが捕まったのはもしかしたら絶妙のタイミングだったんじゃなかろうか?

 降伏する切っ掛けを作ってくれたと思えなくもない。

 王子が人質になれば国民とて納得は出来なくても呑み込むことはするだろう。


 …………


 いや、無理か。

 スクディアは国民から性格破綻者と呼ばれているらしいからな。

 スクディアの行動は英雄的行動と言えるが、残念ながら国民には知られていない。

 これがスクディアではなくマルスだったなら問題なかったんだろうがね。


 じゃあどうするか?

 徹底抗戦は有り得ない。かと言って即降伏も危険だ。

 降伏するなら防壁が破られた後でなくてはならい。

 民の怒りが王族へ向かない様に、危機的状況下で降伏する必要がある。

 だが、それではスクディアを救うことは出来ない。

 おそらく帝国は、スクディアをダシに降伏を迫るだろう。

 受けねば帝国が、受ければ民が襲い掛かるだろうな。


 ……うん、八方塞りだなこの国。

 一つ手は思いつくけど、もう一つ嫌なニュースがあるんだよな。


 今まさにユピテル達が交戦か降伏かで議論の真っ最中だ。

 少し顔を出してみるか。邪険にされそうな気もするがね。


「ってな訳でお邪魔します!」


 …………


「何がってな訳でだっ!出て行け不埒者がっ!」


 会議中に突入したら知らないおっさんに怒られました。

 部屋の中はむさ苦しく、お偉いさんがわんさかといる。

 ユピテル、ユーノ、セフィー、燿子、ヴィクトリア以外は知らない顔がズラリと並んでいる。

 ゼウスに介入を拒まれたクロノスが居ないのは分かるが、何故にセフィーまで参加してんの?


「いやいや、待ってくれよ。ちょいと知らしときたい情報があるんよ」


 そこで漸くユピテルの助け舟が出た。


「まあ良い、話を聴こうではないか。座るが良いフヅキ殿」


 ユピテルに言われて空いてる席に座る俺。


「して、情報とは?」

「ああ、スクディアが帝国に捕まった。それとコダユーリオンとフロリオのユネオスが手を組んだ」


 そう、ティデスが着くよりも速くコダユーリオンがユネオスと手を組んだのだ。転移門がある以上コダユーリオンが速いのは頷ける。


「何の冗談だ。ユネオスがコダユーリオンに寝返ったと言うのか!」

「戯け!何故貴様がそのような情報を知り得るのだ!」


 ギャーギャーと俺を非難する重鎮達だが、セフィーは不安そうに此方を見て言う。


「本当ですか?スクディアお兄様が?カメラで見たのですか?」

「セフィー、貴女は静かにしていなさい」


 セフィーが説明してくれたが、ユーノが優しく黙らせてしまった。そのまま説明してくれたら楽だったんだが。


「はて、カメラとは何だ?その情報に偽りはないのだな?」

「ああ、カメラってのはこれのことだ」


 俺は中空に幾つものディスプレイを出現させ、スクディアとフロリオの状況を映し出す。

 「おお、これは何だ!?」とか「おのれユネオスぅ、裏切りおったか!」と騒ぎ出す家臣達、それを黙らせる王様。


 俺はそのまま説明を続ける。


「スクディアは思惑通りコダユーリオンを引っ張り出したが、全てが思惑通りにはいかなかった。コダユーリオンは結託することを拒み、独自に動くようだ。このまま帝国共々この国を相手取る気だ。それとセフィー、スクディアは丁重に扱われている。心配するな」


 最後の言葉にほっ、と息を吐くセフィー。が、家臣達は違ったようだ。


「なっ、一国で二国を相手取ると言うのか!なんと傲慢な奴等だ!」

「奴等と共闘できねば意味がない!これでは殿下は藪をつついただけではないか!」

「いっそお亡くなりになられれば足枷にはならなかったものをっ!」

「ちぃ、性格破綻者が要らぬ事をしおって!」

「殿下は何をしたのか分かっておられるのか?これは自決して頂く他あるまいて」


 次々と出てくるスクディアへの罵倒や暴言。

 セフィーを見ると俯き悲し気な顔をしている。

 こんな幼気な少女の前でコイツらわぁ!これは言ってやらんといかんヤツだ!


「てぇめ————」

「黙らんかっ貴様等!!!」


 お、おおー。最初に俺に怒鳴ったおっさんことセネスくんに先を越された。


「王の前であることを忘れるでないわ!ましてや殿下に対して自決などと、よくも言えたものだな!言った者こそ首を斬れ!」


 良く言った!

 一瞬で静まり返る室内で、威厳を持って王が口を開く。


「我が息子に対する暴言は許されん!が、今はそれに構っている暇さえ惜しい。フヅキ殿、他には何かないか?」


 王様も大変だ。


「ああ、その前に一つスクディアの名誉のために言っておく。コダユーリオンはスクディアの案が無くても動いた。が、それでは漁夫の利を狙った最悪のタイミングになるだろう。この国にとって最悪と言える場面で両国を迎え撃つことになっただろうな。危険を承知で時期を調整した彼に、アンタらは感謝するべきだ」


 実際はそうとも言えないんだけどね。だって奴等が出るなら勝負が決まってからだからね。そうでなければ、端から共闘している。

 これはあくまでもセフィーへの慰め。只の出任せだ。

 ガヤガヤと再び喧しくなってきたので先に進める。


「他にはだが」


 俺に視線が集まる。反論される前に進めてしまおう。


「黒騎士団が南方から上がって来ている。帝国をフロリオ軍と挟み打つ気だろうが、アンタ等がこれに乗っかれば泥沼化するな」

「ふむ、我が軍はあくまでも防衛に徹せよと?」

「その内に全軍が戻ってくるだろうが、出さない方が身の為だ。この国が打てる手は一つしかないと俺は考えている」


 一つだけ穏便に済ませる手が無くもない。


「ほう、それは?」

「密かに帝国へ使者を送り、降伏する旨を伝える。だが、防壁を崩すまで、いや、防壁の結界を此方で解除するまでは帝国にそのまま攻めるフリをして貰う。結界解除は帝国に破られたように見せかける必要がある。……その後に降伏すればいい。帝国は防壁を無傷で手に入れられ、この国はこれ以上の犠牲が出ない。国民も防壁が突破されれば仕方なしと諦めが付くだろう」


 再び室内が静まり返る。

 最初に口を開いたのは誰だったろうか?


「なっ、こ、降伏だと!貴様は我が国が敗れること前提で話ているのか!」

「無礼者がっ!それではこの国はお終いではないか!」

「タダで国をくれてやる気かっ!」

「帝国共の奴隷になれと言うかっ!そんなことが許容できるものか!」

「いや、帝国に奴隷制度は存在しない。然らば、これは良案かもしれんぞ」

「だが、王族の皆はどうなるのだ!?我等はぁ!」

「心配あるまい。帝国は支配下に置いた国の王族を配下に加えているではないか!」

「成功すれば帝国がコダユーリオンを追い返してくれる!」

「確かにそれなら殿下の身の安全も保障されましょう」


 セネスくんだけスクディアの心配をしてる。

 これならスクディアは保険として成り立ち、事が済むまで安全だ。

 ユピテルが口を開く。


「ふむ、我々には勝ち目はないか?」

「ないな」

「ふぅ、正直だな。私もフヅキ殿の案に賛成だが、一つ問題がある」


 問題?


「この景色(モニター)を見る限り、我が息子は前線には居ない。人質が居ない状況で帝国は我等の案を呑むであろうか?」


 最前線にスクディアが捕虜になっていると知らされてなければ、此方の言い分は信用してもらえないだろう。


「そこは俺に任せて貰おう。転移でパパッと一団を連れてくから」


 ……しまった!一気に場が騒がしくなった。転移がどうのこうのと騒ぎ出した!

 ミネルヴァがホイホイと転移してるからつい口に出てしまった!


「お主は転移まで出来るのか?何処の加護だ?いや、これはマナー違反か、聞かなかった事にしてくれ。しかし、転移が可能ならば先の案、悪くはないと思うのだが、皆の者どう思う?」


 あーでもない、こーでもないと話し合いが始まるが、概ね賛成の者が多い。

 このまま決まるかな?と、思った時だった。


 バタバタとした足音。

 ダンッ!と勢い良く開く扉。

 一直線に王の傍まで駆け寄る幼女!

 そして放たれる甲高い幼い声。


「お父さま!敵に降伏するなんてダメです!」

「んなっ、ディディ!」


 突如に登場した人物、それはマルスやスクディアの実妹、セフィーの腹違いの妹、ユーノの末の娘さんディスコルディア。通称ディディ。

 セフィーよりも二つ年下の女の子。母と同じプラチナブロンドの長い髪は大きくウェーブが掛かり、瞳は父と同じく蒼い。背はセフィーと同じだろうか。まだ10になったばかりの幼子だ。


 その彼女が突然乱入し声を張り上げたのだ。

 周りは騒然とし、ユーノが声を張り上げる。


「ディディ!今は重要な会議の最中、貴女が来て良い場面ではありません。即刻に立ち去りなさい!」

「で、でも、お母さま!」

「でもではありません!」

「セフィーは良くて私はダメなの!そんなのズルいー!」

「セフィーは情報を伝えに来ただけです!」

「私だって王家の一員だもん。参加したって良いじゃない!」


 と、始まる母娘喧嘩。周りはどうしようとアタフタしている。

 見ている分には面白いが、今はそれどころではない。

 見かねたユピテルが助け舟を出す。


「まあまあユーノ、その位で良いではないか。ディディとて行く末が心配なのであろう」

「陛下は娘に甘いのです!もう少し厳しく接して頂かねばこの娘のためになりません!」


 ユピテルがユーノを宥めに掛かり、そのユピテルをユーノが叱咤する。

 と、開きっぱなしの扉から、更に乱入者が現れた。


「も、申し訳ありません陛下。ユーノお姉様、ディディさんを叱らないであげて下さい。目を離してしまった私が悪いのです。それにディディさんも不安なのです」

「ケレース、貴女まで……」

「ケレースお母様」


 此方はセフィーの実母ケレース。ユーノは凛とした美しさだが、ケレースの方は何方かと言うと可愛い系の女性だ。

 青い円らな瞳、ふっくらとした頬、紫の長い髪を結いあげている。控え目な胸だが腰はしっかりと括れ、体は女性ならではの滑らかな曲線を描く。決して細くはないが、太くも無く丁度いい。

 なんて見とれていたら、セフィーが「ぷぅ」と膨れていた。それはそれで可愛いぞセフィー。


「セフィーから聴きました!そこの男、そうお前です。お前は魔道具をポンポンと作れるそうですね!」


 ディディが俺を指差し聴いてくる。


「ディディ!口の利き方に気を付けなさいとあれ程言ったでしょう」

「だってお母さま~」

「だってではありません。セフィーではなくセフィーお姉さま、お前ではなく貴殿または貴兄、若しくは貴方様と呼びなさい。何より先に自己紹介はどうしたのです!」

「でも、でもその男が魔道具を————」

「……」

「……はい」


 ユーノの人睨みで何かを悟り、此方に向き直り姿勢を正すディディ。

 彼女は見事なカーテシーを決め挨拶をする。


「初めまして、先程は失礼を致しました。私はディスコルディア・ティル・インペラートルと申します。ディディとお呼びください。もし宜しければお名前をお伺いしても?」

「これはご丁寧に、私の名前は女神(おみながみ)文月。気軽にフヅキとお呼びくださいディディ王女」


 俺も立ち上がり腰を曲げ挨拶する。

 が、気づいてしまった!この時ディディが不敵な笑みを浮かべていることに!


「ふふふ、ではフヅキ!貴方が魔道具を作れるのは事実ですか?」


 いきなり呼び捨てになったな。ユーノが顔を顰めているぞ。因みにケレースは困り顔、セフィーはどことなく膨れている。

 ユピテルに至っては「やったれ!」と顔が語っている。コイツは俺に何の恨みが……。あったか?

 娘であるセフィーを取られると思っているんだった。まあ、多分そなると思うけどな!


「お父さま、提案があります。彼にスクディアお兄さまが隣国から持ち帰った道具を完成させて貰いましょう!」


 ————————!!!


 スクディアがコダユーリオンから奪った道具とは、極悪な極大魔道具の部品のことだよな?

 あれは作っちゃなんねぇってことでスクディアが阻止した代物なんだが、この娘はそれを俺に造らせようとしてんのか?


 「おおお、その手が有ったではないか!」「そうだ!アレならこの局面をヒックリ返せるぞ!」「希望が見えてきた!」などと、スクディアの真実を知る者達から身勝手な声が聞こえてくる。

 が、知らないものからは「何のことだ?」と漏れている。しかし、知る者の雰囲気から察して賛同する者が増えている。

 尤も、俺はそれを造る気は毛頭無い。


 ユピテルが真剣な顔をして此方を向き、


「どうだフヅキ殿、出来るか?」


 コイツはマジで言ってんのか?


「出来る出来ないで言えば出来る」


 おおーと声が上がる。


「が、嫌だ。やらない。造らない」


 シーンと静まる。


「何故だ?」

「アンタは分かってるだろ?度が過ぎればアイツが出てくるんだぞ」


 アイツとは言わずもがなゼウスのことだ。

 本気のゼウスを敵に回したら、俺とてどうなるか分からない。


「大量虐殺兵器など造ろうものなら、必ず奴が出てくるぞ。そうなれば終わりだ。この国は物理的に消滅することになる。まさに神の怒りに触れる行為だ」

「ぐぬ、確かにそうだな。よし、今の話は無かったこととする。皆もこの話をこれ以上することを禁ずる」


 ゼウスの襲撃は極力話してはいない。

 結界内に感知されずに入り込まれたと知れば大混乱を巻き起こすからだ。

 ゼウスにやられた遺体は、人知れずにクロノスが処理している。


「なっ、しかし陛下!アレがあれば逆転の余地が出てきます!」

「そうです!このまま降参するよりも遥かにマシではありませぬか」

「聞こえなんだか?禁ずると言った」

「……はっ、畏まりました」

「済まぬな。これは世界の禁忌に触れる行為だと思え」


 ユピテルも苦虫を嚙み潰したよう表情をしている。やっと見えた希望が最悪の一手だと理解したからだろう。


「では、先程の策で行こう。そうなれば誰が使者に出るかだが、これはフヅキ殿に任せてよいのだな?」

「ああ、任せてくれ」


 先程の話が再度纏まりかけたところで、再びディディが騒ぎだしてしまう。


「どうしてよ!アンタが魔道具造れば勝てるのに、どうして造らないのよ!」


 彼女がその瞳に涙をためてすげぇ睨みつけてくる。


「「ディディ!」」


 今度は父と母の両方から名を呼ばれる。

 セフィーも「落ち着いてディディ、今はダメだよ」と声を掛けるが、「セフィーは黙ってて!」と足蹴にされる。


「まぁまぁ、彼女はまだ子供だ、ことの重大さに気づけない。いいかい嬢ちゃん、アレは実在してはいけない魔道具だ。それを知る君のお兄さんが汚名を着てまで阻止した代物なんだよ。君はそんなお兄さんの行為を無駄にするのかい?」


 アレを造ればスクディアの行いを踏み躙ることになる。


「知らないわよ、そんなこと!お兄さまだってきっと分かってくれるわ。負けるよりか絶対にその方がいいもの」


 この娘はぁ~!


「逆にアレを造れば負けるより酷い目に合うんだよ。陛下が言ったようにアレは世界の禁忌に触れる物。世界を汚染する物なんだよ。君だってご両親や兄弟を死なせたくはないだろ?」


 アレを造ろうものなら、ゼウスどころかクロノスまでもが俺を排除するために動くだろう。

 アレは、核を大量にばら撒く魔道具なんだから!


「死なないもん!いいから造りなさい!命令です!」

「それは出来ない!アレを造れば確実に国が亡びる。下手をしたら死ぬより酷い事になり兼ねない。アレはそういう物なんだよ」


 「そんなことないもーん」と泣き出すディディ。ユーノが見かねてケレースに娘を連れて退出を命じている。


「さ、ディディさん。私とお茶でもしましょう。美味しいお菓子もありますよ」

「うわ~ん。ケレースお母さままで……、前にセフィーと食べたお菓子まだある?」

「ええ、ありますよ。さあ、あちらで二人で楽しみましょう」


 なんて言いながら退出していく二人。


「コホン。では、使者はフヅキ殿に任せよう。我等は機を見て結界を解除し、降伏する!」

「了解した」


 実はこの作戦、穴が一つ。ウェヌス皇女だ。

 戦争の切っ掛けを造ったマルスの首も危ういが、ウェヌスは帝国へ引き渡されるだろう。

 そうなれば、この戦争は帝国にとって意味があるが、この国には何の意味も無くなってしまう。

 何せこの戦はマルスが連れて来たウェヌスを護る為の戦争なのだからな。

 まぁ、口添えはしてやる積もりだが、どうなるかはゼウス次第だな。

 少なくともマルスの首は護ろう。それがスクディアから受けた依頼だからな。



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