表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
何もしてないのに神になった俺! ……何でだ?  作者: やまと
強狂怖大森林
11/66

修行は苦行でした!

 俺はハデスに紹介された闘神こと“女神(おみながみ)(あざみ)”と地獄のような修行を成し遂げた。あざみ師匠は鬼の様に強く、修行を終えた今でも足元に喰らいつくのがやっとの状態なのだ。


 修行は長く厳しいものだった。兵站、戦略、戦術と学び、戦闘技術の訓練、限度を超えた肉体改造、観察眼に忍耐力の強化と幅広く鍛えられた。

 あざみ師匠を開祖とする総合武神術を学び習得するまでに、体感年月で300年掛かった。更にそこから数百年掛け練度を高めるという非常に気の長くなるような修行を終えたのだ。逃げ出さなかった俺を褒めてやりたい!

 勿論、修行の場は時間の概念の曖昧な世界、でなければ団長さん達の救出どころか寿命すら余裕で過ぎているからな。多少の時間逆行して助けに行く予定だ。


 習得した総合武神術の名は女神(おみながみ)流だ。え?まんま?そうだよ、何か問題でも?

 ……コホン、兎に角俺は女神(おみながみ)流の二代目継承者になってしまったのだった。


 そして課せられた使命は後世に伝えること。はぁ!?後世に伝えろ?

 ムリムリ、後世に伝えろと言われても困る。何故ならこの流派は尋常じゃなく難易度が高い。上級神ですら習得不可能と言われている超神業ばかりだ。

 では何故俺が習得出来たのかって言うとだな、それは最上級神であるハデスの因子を持ち、絶対神力の加護が有るからなんだ。

 この二つが無かったら絶対に無理だったと確信して言える。何せ、目の前の空間を粉々に砕いたかと思ったら、一つ一つの欠片に干渉しそれぞれ別の時空間と繋げたり、それを武器として扱ったりと出鱈目なことしかしていない。

 そもそも神とは人の理解の範疇を超え、理解出来ないことをまるで自然現象のように当たり前に行ってしまう存在だ。

 例えば、ため息を吐いたら災害級の突風が吹いたり、虫を掃おうと手を振れば空間が歪んだり、腹が減ったと呟けば大量の食べ物が創造されたりと、可成りコントロールが大変なのだ。

 弟子を取れば先ずはコントロールから教える必要がある。絶対条件として弟子は神となる。当然だ神の御業を人の身では再現できない。人間の脳では理解出来ない事ばかりなんだ。

 だが、一度理解してしまえば手加減も可能になり、人の身でも扱えるだけ格を落とした技を繰り出すことも可能となった。

 この格落ちした技を教える分には不可能じゃないのかもしれないな。いや、無理かなぁ?

 結論として女神流を後世に残すのは無理ってことで!


 因みにうちのお師匠様は飛び切り超絶ド級の美人さんで、一つ屋根の下で暮らすこと自体が苦行の一種でした……。一線を越えたかどうかはご想像にお任せします。……二世が生まれるかどうかは神のみぞ知る、だ。あっ、俺神様だった!


 ウォホン、ああ、お気づきだろうか?あざみ師匠は日本生まれの神様です。武を極め神に至り、更なる精進を重ね今の実力を得たとても稀有な存在だ。

 お互い日本生まれが影響しているのか、俺が最も好んで使う業が刀術だ。師匠が重点的に教えてくれたんだ。そしたらなんと!俺、そう俺は、神格が増えちゃいました!

 俺の元々の神格は冥神だ。それが更に増えて“剣神”の神格までゲットしてしまった。これには師匠も驚いていたな。何故、刀神じゃなく剣神なのか、また、闘神の弟子が剣神になったのかは不明だが、これで戦術の幅が大きく広がったんだ。


 そんなこんなと修行をしてたら、師匠に紹介された神様がいる。日本で師匠と共に武を極め神格化した師匠の戦友である二柱の闘神だ。

 二柱とも女神様でこれまた美人なんだけど、師匠と同じくスパルタ思考の女神様だった。

 二柱との修行は主に実戦だった、実戦に勝ものはないとビシバシと扱かれた。内緒にしておいてくれよ、加減を知らない彼女達のことを、俺は陰で鬼の三闘神と呼んでいる。


 さて、そういう訳で俺は一端の神様となった訳だ。

 この肉体にも慣れたし、そろそろ団長さん達を助けに行かなければならない。そのことを師匠に話したところ現時間軸に送ってくれた訳なのだが、間に合ってよかったわ!ギリギリやんけ!


 倒れていた古竜騎士団の皆さんはボロボロになりながらテュポーンの欠片と戦闘に入っていた。

 一番ヤバかった団長さんには、口の中に覚醒の実を放り込んでおいたから大丈夫だろう。俺は他の皆の分を手渡しテュポーンとの戦闘に向かう。正直、今更欠片風情に負ける気はしない。一気にケリをつけてしまおう。


 さあ、修行を終えて初の戦闘だ!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ