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サイが急に強くなった

作者: ギャギャイギャス

 サイが急に強くなったという話に違和感を感じるのは、サイが元々結構強かったからだ。

 サイは大型で強力な怪力を有しているし、その怪力で使用される角が直撃した時、地に伏せない動物はいないだろう。

 しかしながら以前のサイは、他の大型の動物にやられる事もあったのだ。

 だが、サイは急に強くなった。現在のサイは絶対にやられない。やられる訳がないというのが常識になるほど強くなったのだ。

 小型のサイが大型の象やライオンやキリンなどとVSになった時、小型のサイがやられてしまうのであろう事は明らかだったが、今では真逆である。

 小型のサイがチョンと角を当てヒョイっと動かそうものなら、大型の象はまるで合気道の達人に投げられる人のように宙を舞う。

 体当たりはさらに凄い。端から端が見えないような巨石。重さでいえばギガグラムと言う単位が相当するであろうそれを動かしてしまう。

 絶対にサイとVSになってはならない。速すぎて逃げ出す事も出来ないのだ。

 さらに直近のサイは人の言語を理解しはじめた。そしてそれは驚くべき速さで進歩しているらしく、人を超えるのはそう遠くないと試算された。

 このままでは近いうちにサイが怪力と英知を有する存在になる事は明らかだった。

 こりゃめでたい。

 サイは人を超えてくれる。きっと地球を大切にしてくれるだろうし、サイによる科学の発展は人にも有用に違いない。

 人がまだ未知であるものを次々に開発し発展させるであろう事も確かだ。

 その強くなり続けるボディは、未踏の世界に行くのにも役に立つだろう。

 サイが急に強くなったという話。

 はじめは脅威を感じたものだが、結果いいニュースだった。

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― 新着の感想 ―
[一言] 簡単な話にみえるけど、実は難しく、恐ろしい話なのかもしれませんね……。
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