第7話 裏切られた?
こんにちは。
久しぶりです!最近忙しくて書かなかったです。今日はようやく落ち着いてきたので書きました。
第7話は裏切られた?です。読んでみてください。
キーコーカーンとチャイムが鳴った。
4時間目の授業が終わったので、昼食を食べる時間になった。
「腹減ったな!今から食堂にいこか!」
「販売コーナーでパンでも買おうか」
クラスの人のワイワイとした声が聞こえる。
影希さんはいつもどおりに母が作ってくれた弁当を一人だけ食ってる。
しかし、いつも通りではなかった。
いつもなら僕の教室に陽炎さんがやってくるけど、今日は来なかった。
「あれ?珍しいな、いつもなら来るよね。陽炎さん。」
頭を少し傾けた。
心の中に『まさかどこかで喧嘩でもしてるじゃないか?』と声を出した。
「まあ悩んでも無駄ので、とりあえず陽炎さんの教室に行ってみようか。」
また喧嘩してるじゃないかと心配している影希さんが陽炎さんの教室に向かっていく。
教室のドアを顔だけひょっこりと出して、クラス全体を眺めた。
「えーと、あ、いた」
陽炎さんを目撃したと思ったら、陽炎さんは陽炎さんのクラスの人と一緒に昼食を食ってる。
見た瞬間に教室のドアに隠した。
ずるずると背中にもたれて尻餅をついた。
ぼそっと本音を漏らした。
「知らなかった…陽炎さんは普通に友達がいるんだな…」
嬉しそうな気持ちか嫌な気持ちかごちゃごちゃと混ぜている感情を感じてる。
「うっ…心臓が痛い…」
どうやら今まで感じたことがないのでこの感情は一体なんだとわからない。
影希さんがはあ〜と大きなため息を吐いた。
その時に
「そういや最近影希さんと仲良くしてるやな。」
クラスの人が僕の名前を言い出した。
「ああそうだけど何だ?」
「いやぁ影希さんは一人ぼっちやろ」
「そそ知名度の高い陽炎さんと一人の友達がいない影希さんは天と地の差だ。全然釣り合わない。」
「一緒にいるだけでガタンと評価が下がってしまうんだ。」
「だから友達をやめたほうがええ。」
ぐさっと胸に剣を刺しているように心を傷ついた。言葉は心の暴力だ。
ここでは耐えられない!さっきまで廊下に尻餅をついたが、すぐに立ち上がった。
陽炎さんの教室から離れて自分の教室に戻った。
自分の席に戻って、パカっと弁当箱を開けて、母が作った特製の卵焼きをひょいと口の中に入れた。
口の中に甘い砂糖の味としょっぱいな醤油の味など複雑な味を混じって広がっていく。
他のおかずに箸で掴んでひょいと口の中に運んだ。
もぐもぐと噛んでいる同時にじわ〜と瞳が潤んでいる。
少しずつに水が溜まり、ついに容量を超えてしまって、ポロッと涙が出た。
「なんで僕が泣いてるの?はははバカバカらしいな僕。」
見たくない情景を見てしまった。見てしまった記憶を消しゴムのように消せるわけはない。
「そうだな…陽炎さんに迷惑をかけたくないので、もう陽炎さんに関わるのをやめよう。」
これは運命だろう。真実を知ってしまったら、変えたくても変えられない。
このあと影希さんと陽炎さんとも友情関係はどうなるかな?
友情の玉にヒビが入り、ヒビが広がっていて友情を破壊するか、ヒビの広がりを阻止して信頼を取り戻すか。
ここから友情の運命が決まる!
どうでしたかな?
感想や指摘など教えて欲しいです。
次回はどうなるか気になりますね。次回の話を楽しみにしてください。