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友達って必要なの? Friend is Need?  作者: かっちゃん
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第5話 放課後、ケーキバイキングへGo!

おは!こんば!

趣味や学校の生活が忙しくて、おそくなってすみません!

第5話は影希さんと陽炎さんが放課後、ケーキバイキングに行きます。

男性がケーキバイキングに行くのは意外と思いますけど笑

読んでみてください〜


終礼を終わって、みんなが帰りの準備を始めた。


影希さんも帰りの準備を始めた。


『よし帰りの支度は終わった。さあ帰ろうか。』


独り言を言いながら鞄を背負いながら自分の席から離れて教室のドアへ向かった。


ドアの引き手に手を差し伸ばそうとしたら、自動的にドアが開いた。


お誰がドアを開けてくれたかな。お礼を言わないとねと影希さんが前を向き上げながら


『ありが…』


目の前を見た瞬間に言葉が詰まった。なんと陽炎さんだった。


『よお!今から帰るところよね。今から寄り道をしない?』


陽炎さんが影希さんを誘った。


影希さんは、この後アニメがあるけど…


もし誘いを断ったら何かされるかもしれない…


頭の中で葛藤していた。


しかし、陽炎さんに何かされるか分からなくて


恐怖の方が勝ってしまった。


『いいよ…』


『おけっ!今から行こ!』


陽炎さんが影希さんの肩を組んでぐいぐいと強引に引っ張った。


『あいてて!自分でも歩けるから離して!』


『おっととわりぃ!』


影希さんの肩からすぐに離した。


そしていきなり陽炎さんが影希さんの手を繋いで学校を出た。


『ちょっと恥ずかしいので手を離してください。』


『だめー移動の途中に逃げたら困るからねw』


陽炎さんは笑いながら歩いて行った。


はああなんでこんなことになってるのか


さっさと終わって


風のように走って家に帰ろう。


影希さんはふと頭に思い浮かんだ。


あれ?今からどこにいくか聞いてないので質問した。


『ねえ今からどこに行くの?』


『ああ言うのを忘れた。今からケーキバイキングに行くわ。』


『ケーキバイキング?』


陽炎さんは見た目と違って意外と乙女の心を持ってるなと心の中で驚いた。


『ああ、おれさスイーツに目がないからねw』


ケーキバイキングに到着した。


すごい行列が並んでいる。


しかもほとんど女性ばかり…


男二人だけ行列に並ぶなんて恥ずかしいじゃないかと影希さんの顔がカアアと赤くなっていく。


陽炎さんが気づいて、プッと笑って


『なにそれw なんで顔が赤くなってる?』


『笑わないでください!』


陽炎さんが笑いを堪えるために手で口を塞いだ。


『君って可愛いな〜』


ぼそっと小さな声で言った。


『へ?なんて言った?』


影希さんがよく聞こえないので耳に手を添えていた。


『いやなんでもない。お、次の番だ!さっさと席について、たっぷりのケーキを食べようぜ!』


『おお…』


ウエイターが僕たちが座るテーブルに案内してくれた。


影希さんと陽炎さんが席に座って、


ウエイターがケーキバイキングの使用仕方について説明した。


説明の間に陽炎さんがそわそわと待ち切れないらしいだった。


影希さんは陽炎さんが見えないように隠してクスッと笑った。


陽炎さんって子供っぽいね。ちょっと可愛いね。


説明が終わったら、陽炎さんはすぐさまに立って皿を取りに行った。


皿を持ったら、一気にケーキコーナーに行ってものすごい勢いでケーキを取った。


影希さんはゆっくりと立ち上げて、皿を取りに行った。


『えーとどれにしようかな。』


ショートケーキ


ショコラケーキ


チーズケーキ


フルーツタルト


プリン


ドーナツ


など色々なスイーツが並んでいる。


影希さんはドーナツが大好物なのでドーナツだけ取って、


自分のテーブルに戻った。


もう既に陽炎さんは席に座って食べ始めてる。


陽炎さんが皿が見えないくらい山盛りのケーキを盛り付けた。


『多すぎるじゃないか!』


あまりの異様さに心の中で突っ込んだ。


『ははは!ケーキは大好物だぜ!たくさんのケーキを食べてエネルギー源となる。』


『いやいや食べすぎると血糖値が上昇してしまう!』


『まあ大丈夫さ。この後運動するから。』


『運動?それって喧嘩なの?』


『ああそうだよ。』


『…喧嘩する人と友達になりたくない。』


影希さんがうっかりと口が滑ってしまった。


地雷を踏んでしまったなとビクビクとして頭を抱えていた。


『ああそうか。わかった。今日から喧嘩をやめるよ。』


陽炎さんは露骨を出さず、けろっと喧嘩をやめると言い出した。


『え…簡単に喧嘩をやめてもよいの?』


『ああそれは影希さんのためさ。距離を縮めたいので喧嘩をやめるわ。』


陽炎さんは一度決めたらもう変えない。つまり頑固な人。


『なるねえ…』


『喧嘩をしないよう誓いまーす。』


陽炎さんが言いながら小指を出した。


どうやら約束の厳守を守るために指切りしたいらしい。


影希さんは無意識に影希さんの小指で陽炎さんの小指に結んで指切りした。


『はい、どんな時でも約束を破らないように命がけます。』


陽炎さんが一気に武士っぽくなった。


『ああ…喧嘩を我慢できるように頑張ってね。』


約束した後、再びケーキを食べ始めた。


影希さんは美味しそうに食べてる陽炎さんを見て、


陽炎さんって喧嘩が強いけれど、友達の思いが強くて、


友達のためになんでもするね。


陽炎さんは優しい人かもしれない。


ドーナツの甘さで過去の縛りが少しずつ溶けてゆく。


友情の芽生えが出てきそう。






喧嘩の強い陽炎さんが喧嘩をやめるらしいですね!友達の思いが強くて素敵な人です。そして影希さんは過去のトラウマがあるけど、少しずつ溶けていきます。少しだけ話が柔らかくなったかな?次の話も書くのでぜひぜひ読んでみてください〜

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