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友達って必要なの? Friend is Need?  作者: かっちゃん
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第4話 鬼ごっこ

こんばんわ!おはよう!

第1から3話まで読んでいただいてありがとうございます!ストリーは少しずつ明るくなったかな?

第4話の内容は鬼ごっこと書いてあるけれど言葉通りに誰が誰に追いかけているということです。


影希さんは相変わらず教室で一人だけ静かに過ごしている。

他の生徒はグループになってワイワイと騒いでいる。

うるさいけど我慢して本でも読んで過ごそうかな。

影希さんが渋々と思いながらカバンに手を伸ばそうとした。

『あれ?どこにあるかな?奥の中にあるかな。』

影希さんのカバンの中はまるでゴミのようにごちゃごちゃになっている。

宝でも探してるよう一生懸命に本を探した。

その瞬間に教室のドアをガラリと開ける音と

『おーい影希さん!ここにおるの?』

野太いな声で言った。

影希さんがこの声に気付いて、瞳だけ少し机を越えて確かめた。

なんと陽炎さんが自分の教室までやってきた。

しかしなんで俺の名前を知ってるの?

裏校舎で名前を言ってないのに…と首をひねがらそーっと自分の椅子から降りて

体を低くして向こうのドアへ向かった。

陽炎さんはワシのように小さな獲物でも見つけられるくらい視力があるので逃げようとする影希さんを見つけた。

『おい!名前を呼んでるのになんで逃げるの?』

『げっ!やばい!ここから逃げよう…』

影希さんは逃げるのをバレてしまったと気付いて、一気に教室から逃げた。

影希さんは運動神経はない。

走るのが遅いけれど、やばいと危険察知を感じたら、脳リミットが外れて嘘のように速く走れる。

風を切るように走っていく。

しかし陽炎さんも足が速くてすぐに追いかけて

影希さんの肩をギュッと捕まった。

『ひぇぇぇごめんなさい!どうか命だけは…』

影希さんの口が震えながら伝えた。

『んもーなんで逃げるの?嫌な気分になるじゃないか。』

陽炎さんはどうやら影希さんに避けられて心に傷をつけたようだ…

『あ…ごめん。』

『いや大丈夫だ。そう分かればええ。』

豪快な笑いをしながら陽炎さんが言った。

陽炎さんを見て影希さんも釣られ笑いをした。

ふっと疑問を浮かんでいて質問した。

『あのさ名前を言ってないのになんで知ってるの?』

『あーそれは色々の生徒に聞き込んだ。』

なにそれ怖ぇー。もはやストーカーじゃないか!!と心の中で突っ込んだ。

『…なんで僕を追いかけてるの?』

『ん?この前裏校舎で言ったけど。君と友達になりたくて追いかけたわ。』

『でもさ僕は地味でダサい。例えるなら食物連鎖のピラミッドなら陽炎さんは頂点、僕は最下位。だから陽炎さんは僕と全然釣り合わない。』

自分の欠点のことを言った。

変な例えを思いついたのは恥ずかしい…まあ生まれた時からもう運命を決められたので仕方ない…

『いやいや俺さ、君は最下位ではない。頂点に立ってるよ。』

陽炎さんがサラッと言った。

『またまた〜嘘をついて褒めるのは結構です。』

『いやあだから〜嘘をついてないってば!』

肩を震わせて陽炎さんが大きな声を出した。

影希さんはびくっと驚いて体が震えた。

『ごめんなさい…』

『まあまあ、俺もこそごめんな。大きな声を出して。』

『ううん、大丈夫です。』

『そかそか良かった。それじゃあ友達になろ。』

『…わかりました。』

また断ると何かされるかわからないので仕方なく友達になると頷きながら答えた。

『いえーい!マジでうれしい!これからよろしくな!』

子供のように振る舞いながら影希さんの手を握手した。

『それじゃまた放課後ね。』

陽炎さんが大手を振りながら自分の教室へ戻っていった。

『ふっ。2度も騙されないぞ。まあどうせいつか忘れると思うね。』

苦笑いながら心の中で一刻も早く忘れるように願ってる。





影希さんは仮に友達になりましたね。次の話は友達の展開は進歩するか後退するか気になりますね。

次の話も書くので是非に読んでみてください。楽しみにしてください。

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