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人間茸

作者: 川目漱介

 人間の皮膚に生えたキノコは忌み嫌われ排除を試みられるがことごとく失敗。この奇病は不治の病なのか?我々は皮膚に生えてしまったキノコ、人間茸との共生を余儀なくされた。


 それどころか人間茸が人間に有用な寄生生物であることが発見され人間茸を持たない者と持つ者の格差が広がる格差社会が到来してしまった。


 人間茸を持たない者は差別され迫害を受ける。ただ身体にキノコが生えていない。


 ただそれだけのことで。


 人間茸は抜いて食べることもできる。抜いてもまた生えてくる。彼等はどこから来たのだろう?どこかの研究室から持ち出されたものかもしれない。鼻茸から進化した種類なのかもしれない。人間茸は皮膚に生える。人によって腕であったり足であったり。生えても痛みはない。臭いが気になるかもしれないがたいしたことはない。胞子を跳ばすことがあるかもしれないがたいしたことはない。


 人間茸は行き詰った人間社会の救世主として崇められた。




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