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懐古する部室  作者: M33
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すけば・・・

「なあハルちゃん」

「なぁにナツミさん」


心なしか今日のナツミちゃんはテンションが高い気がします。


「実は昨日、町内の子供会の手伝いに行ったんだけど」

「あらぁ。関心ねぇ」

「アタイこの髪色だろ。子供たちから不良が来たとかヤンキーが来たとか言われたんだけど」

「人は見かけで判断しちゃダメだけど子供なら仕方ないかしらぁ」

「いや、それはいいんだけどその中に一人、アタイを見てスケバンが来たって言って懐いてきた女の子がいたんだ」

「この時代にその言葉が出てくるのは凄いわねぇ」

「聞けば親がスケバン刑事のファンだったとかで言葉と意味を知っていたそうなんだけど・・・どうすればいいかな?」

「どうすればって・・・」

「期待に応えてセーラー服とかヨーヨーとかを用意して着るべきだろうか?」

「そ、そこまでしなくていいんじゃないかしらぁ」

「それとも史実どおり、ペチャンコな学生カバンとかマスク、カミソリやチェーンなんかも用意すべきだろうか?」

「それは絶対にやっちゃダメよぉ。問題が起きかねないからぁ」


なんだか物騒な単語がちらほら聞こえてきます。

今回の言葉は会話の流れからして女の不良ってことでしょうか。ナツミちゃん、不良じゃないのに。やっぱり人間初見じゃ見た目が重要なんですね。

【スケバン】

中高生で不良行為をする女学生。女番長。

1970~1980後半によく使われていた。

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