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懐古する部室  作者: M33
11/74

しろぽ・・・

「ねぇナツミさん」

「どうしたハルちゃん」


今日は学園長から話しかけてきました。ナツミちゃんにですが。私はいつも通り読書のBGMに二人の会話を流します。


「いつもいつもナツミちゃんとお話しするのは楽しいのだけれどその話題を探すのって結構大変じゃなぁい?」

「ああ。確かにそうだな。基本自身の体験やらを昔に比べて会話しているがそうそう毎日毎日ネタがあるわけじゃないからな」

「そこで私考えたんだけどぉ、ネタを他の教師や学生から提供してもらったらどうかしら?」

「どうゆうこと?」

「目安箱みたいなのを設置するの。古い写真とか玩具とか入れて貰ったら私たちの会話もはかどるんじゃないかなぁ」

「なるほど・・・ありだな。よし採用」

「そう言うと思ってもう設置しているわぁ。来客用の玄関に今朝から。ちゃんと使用用途も書いておいたわぁ」


来客用玄関・・・。そういえば掃除の時間になにか見知らぬものを見た気がします。


「学園長。もしかして白っぽいポストですか?」

「あらぁ、フユミさんはもう見たの?」

「はい。なにかはわからなかったけど。そういえば古い写真やモノ大募集って書いてあったかな」

「・・・白いポスト・・・な、なあハルちゃん。それ不味くね?」

「あらぁ何が?」

「その特徴だとエロ本とかの回収箱と間違うんじゃね?ま、アタイもフユミも18超えてるから問題はねえけど」

「そのときはそのときよ。エロ関係をわざわざ学園に持ち込んで入れないとは思うけどね。ちゃんとそっち方面も私は教えてあげられるわよぉ」

「ま、まあそれはそれで面白そうだけどよ・・・」


珍しくナツミちゃんが困惑していますが何でしょうか?ポストの色に問題でもあったのかな?

ともあれ我らが部活の情報源に外部情報が加わりそうです。

【白ポスト】

1963年ごろに登場した有害図書回収箱。

インターネットの普及により設置数は減少の一途である。

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